• トップ
  • ニュース一覧
  • 東京五輪の「金メダル候補」スペイン代表に迫る! 主力メンバーは? S・ラモスの招集は?【現地発】

東京五輪の「金メダル候補」スペイン代表に迫る! 主力メンバーは? S・ラモスの招集は?【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

セルヒオ・サントス

2020年01月31日

最大の強みはやはり質・量ともに豊富な陣容を揃えた中盤

タレントが揃うスペイン代表。とりわけ中盤は豪華だ。(C)Getty Images

画像を見る

 昨今フットボールに新たな潮流が生まれているが、東京五輪にするスペイン代表もその影響を確実に受けている。

 長年のトレードマークであるポゼッション重視のスタイルをベースとしながらも、ファビアン・ルイス(ナポリ)、ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ→RBライプツィヒ)、ミケル・オジャルサバル(レアル・ソシエダ)といった選手たちは強靭なフィジカル能力と豊富なスタミナを併せ持っており、彼らを中心に推進力を活かした縦に早い攻撃を自在に織り交ぜる。

 最大の強みはやはり質・量ともに豊富な陣容を揃えた中盤だ。前述のファビアンを筆頭にダニ・セバジョス(アーセナル)、ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)、カルロス・ソレール(バレンシア)ら世代でもトップクラスのタレントを揃え、彼らの存在が硬軟自在の攻撃を可能にしている。
 
 一方、近年のスペインA代表は頼れるストライカー不在に泣かされてきたが、五輪代表もその課題は同じ。エース候補のボルハ・マジョラル(レバンテ)は不動の存在となることができず、五輪予選も兼ね、スペインが優勝を果たしたU-21欧州選手権でルイス・デ・ラ・フエンテ監督は所属クラブではサイドが主戦場のオジャルサバルを“ファルソ・ヌエベ(偽のCF)”として起用した。

 マジョラルは今シーズン、レバンテでも定位置を確保できておらず、他に目ぼしいタレントも不在なため、東京ではオジャルサバルを軸にダニ・オルモも含めてこのファルソ・ヌエベがメイン戦術となるかもしれない。

 程度の差はあるが、CBにも不安が残る。FWとは異なり、ホルヘ・メレ(ケルン)、ヘスス・バジェホ(ウォルバーハンプトン)、ウナイ・ヌニェス(ビルバオ)と人材は揃っているものの、いずれも現在の所属クラブで継続して出場機会を得ることができていない。

 アタッカーに比べて経験を重視する傾向の強いCBというポジション上の性格もあり、ウナイ・ヌニェスに至っては、五輪出場も視野に入れ出場機会を求めてプレミアへの移籍も取り沙汰されている。むしろU-21欧州選手権は不参加だったとはいえ、ビジャレアルで定位置を確保したパウ・トーレスがここにきて評価を急上昇させており、東京では序列が逆転している可能性が高いと見る。
 
【関連記事】
【消えた逸材】放送禁止用語を口にするなど愚行を繰り返し…。うつ病を患って輝きを失ったチェコの天才はいま?
森保ジャパンをU-23韓国代表監督が挑発!?「東京五輪では日本より上に行く!」と自信満々
ドイツ五輪代表、OA枠でレジェンドふたりが参戦か? 現地メディアが出場に前向きと報じる!
ロンドン五輪で金メダルを獲得したメキシコ代表MFが東京オリンピックに参戦か? 「ぜひ行きたい」と意欲満々
南野拓実&久保建英が急騰! そしてJのMVP男が… 最新版「全日本人フットボーラー推定市場価格」トップ50!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ