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「『ミナミノの時代』をクロップは予感している」南野拓実のプレミアデビューを、英国人記者はどう見たのか?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2020年01月25日

最初に声がかかったことは喜ぶべき

マネが負傷する緊急事態にクロップ監督が送り出したのが南野だった。 (C) Getty Images

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 1月23日に行なわれたウルブス(ウォルバーハンプトン)との一戦で、南野拓実はベンチメンバーにセレクトされた。だが、FWサディオ・マネが33分に負傷したことにより、急遽ピッチに立つことになった。こんな早く出番が回ってくるとは、誰も予想していなかっただろう。

 仕方のないことだが、前半が終了するまでの約10分間、南野はなかなかボールに触れることができなかった。この日本人アタッカーが側にいたにもかかわらず、サラーが自らボールを運んでいくシーンもあった。もっとも、パスが出なかったことを気にする必要はない。このエジプト代表FWは、独力で持ち込みたがるプレーヤーだからだ。

 後半からは本来のプレーを見せはじめた。パフォーマンスは決して悪くなかった。

 もちろん、マネの代役を務めるのは簡単なことではない。事実、ウルブスを攻めあぐねたリバプールは、なかなか追加点を奪えなかった。もっとも、これは南野ひとりの問題ではない。崩しの切り札を欠けば、影響力が小さくないのは当然だ。

 そして51分にはウルブスに同点に追いつかれてしまう。これはリバプールにとって不運だった。

 そんななか、南野にチャンスがおとずれる。60分にこの試合で初めていい形でフィニッシュに持ち込んだのだ。シュートはDFにブロックされてしまったが、このシーンでパスを出しののは、サラーだった。試合の中で少しずつ信頼を勝ち取っていったと言えるだろう。

 目に見える結果を残したわけではないが、決して“場違い”ではなかった。目立ってはいなかったが、全体的に「うまくやっていた」のではないだろうか。

 試合は、83分にジョーダン・ヘンダーソンのパスを受けたロベルト・フィルミーノが、左足で強烈なシュートを決め、2-1でリバプールが勝利した。無敗記録を「40」に伸ばしたこの試合で、南野に一番最初に声がかかったということを、喜ぶべきだ。ベンチにいた他の選手を差し置いて、彼にプレー時間が与えられたのだ。またすぐに、アピールのチャンスが巡ってくることだろう。
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