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【天皇杯決勝展望】神戸×鹿島|ビジャ、有終の美を飾るか? 常勝軍団、21冠目のタイトルか?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月31日

神戸――“負けられない”を超えた良いマインドで初の元日決勝へ

故障者/神戸=なし 鹿島=小田
出場停止/神戸=なし 鹿島=なし

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第99回天皇杯全日本サッカー選手権決勝
ヴィッセル神戸 - 鹿島アントラーズ
2020年1月1日(水)/14:35/国立競技場


【決勝までの戦績】
2回戦/4-0 ギラヴァンツ北九州
3回戦/4-0 大宮アルディージャ
4回戦/3-2 川崎フロンターレ
準々決勝/1-0 大分トリニータ
準決勝/3-1 清水エスパルス

 常勝軍団・鹿島と新興勢力・神戸という構図になった天皇杯決勝。マインド(精神)的には神戸がやや有利かもしれない。

 天皇杯準決勝で神戸は3-1で清水を下した。だが、清水に決定機を何度か作られ、スコア以上に苦戦を強いられた。この試合を前に数人の選手が口にしたのは「負けられない」という言葉。今季限りで現役引退を表明したビジャと那須大亮とともに決勝へ行きたいという思いが、負のマインドを呼び起こし、ミスを誘発した。

 清水戦後、ミックスゾーンで多くの選手たちが見せたのは歓喜ではなく安堵の表情。酒井高徳も小川慶治朗も「まずは勝てて良かったです」と肩をなでおろしていた。「負けられない」から解放された瞬間だったと考えられる。

 この視点で元日決勝を見ると、「負けられない」という負のマインドが強いのは鹿島だろう。J1第33節で鹿島は神戸に敗れてタイトルレースから脱落しており、今度こそは負けられない。無冠でシーズンを終えないために、この天皇杯は絶対に負けられない……。

 一方の神戸は、決勝進出に大きく貢献したGK飯倉大樹が「元日に新しい国立でサッカーできるのは神戸と鹿島だけ。ここまで来たら楽しんで勝ちたい」と話すように、いい精神状態で臨めそうだ。準決勝を欠場したビジャも決勝戦はおそらく出場可。クラブ初タイトルへの風向きは上々と言えそうだ。

 予想フォーメーションは超攻撃的な3-4-2-1。ダンクレー、大﨑玲央、フェルマーレンの3センターバックに、ウイングバックは右が古巣対決となる西大伍、左が酒井。ボランチはイニエスタと山口蛍。2シャドーの左にポドルスキ、右に古橋亨梧、そして中央がビジャ。ベンチには天皇杯4ゴールの田中順也が控えるといった具合か。

 J1第33節の対戦では、ビジャとイニエスタを温存しながら鹿島から3ゴール(藤本憲明、郷家友太、小川)を奪った。さらに強力布陣で挑む今回もゴールは奪えるはず。ポイントは無駄な失点をしないこと。元凶となる負のマインドが抜けた神戸に死角はない。

文●白井邦彦(フリーライター)
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