クラブ史上初の日本人獲得が意味するものとは?
現地12月19日、リバプールは、レッドブル・ザルツブルクに所属する日本代表FWの南野拓実を獲得すると発表した。現地報道によれば、生じる違約金は725万ポンド(約10億1500万円)で、契約期間は2024年6月までのおよそ4年半になるという。
このクラブ史上初となる日本人プレーヤーの補強はレッズ(リバプールの愛称)にとって何を意味するのだろうか。
そもそも近年のリバプールは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネのワールドクラスの3トップの代わりがいないという大きな課題を抱えていた。
昨シーズンに14年ぶりの欧州王者に輝き、迎えた今シーズンはプレミアリーグで首位をひた走り、一時代を築きつつあるリバプール。その源泉が破壊力抜群の3トップにあるのは、言うまでもない。
今シーズンからカウンターからポゼッションサッカーに志向を転換しつつあるユルゲン・クロップのチームにあって、彼らの存在感は変わらない。
フィルミーノが中央で起点となり、両翼のマネとサラーがスピードを活かして突破しつつ、時にはクリエイティブなパスワークで相手を翻弄してゴールを量産する。プレミアリーグでの総得点数「42」のうち半分にあたる22点を彼らは叩き出しているのだ。
このクラブ史上初となる日本人プレーヤーの補強はレッズ(リバプールの愛称)にとって何を意味するのだろうか。
そもそも近年のリバプールは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネのワールドクラスの3トップの代わりがいないという大きな課題を抱えていた。
昨シーズンに14年ぶりの欧州王者に輝き、迎えた今シーズンはプレミアリーグで首位をひた走り、一時代を築きつつあるリバプール。その源泉が破壊力抜群の3トップにあるのは、言うまでもない。
今シーズンからカウンターからポゼッションサッカーに志向を転換しつつあるユルゲン・クロップのチームにあって、彼らの存在感は変わらない。
フィルミーノが中央で起点となり、両翼のマネとサラーがスピードを活かして突破しつつ、時にはクリエイティブなパスワークで相手を翻弄してゴールを量産する。プレミアリーグでの総得点数「42」のうち半分にあたる22点を彼らは叩き出しているのだ。
だからこそ、彼らのうちの一人でも欠けてしまうと、途端にチームの攻撃力は半減する。
もちろん、控えが全くいないわけではない。昨シーズンに途中出場で重要なゴールを決め、スーパーサブとしての新境地を開いたディボック・オリギや、高精度の左足のキックを持っているジェルダン・シャキリはいる。彼らが現在のスカッドにおいて、不可欠な存在であることは間違いないが、高い万能性を誇る3トップと比べると、どうしても見劣りしてしまうのだ。
幸いなことに、マネ、フィルミーノ、サラーは、筋肉系のトラブルで2~3試合の欠場はあるが、中長期の負傷はほとんどない。それゆえにリバプールの3人に対する依存度は高まっているのだ。