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【大宮】届かなかった自動昇格。リーグ3位、プレーオフ行きを選手・監督はどう受け止めたのか?

カテゴリ:Jリーグ

松澤明美

2019年11月27日

「一生懸命、年間を通して戦った結果がこの順位。認めなきゃいけない」

シーズンを3位で終えた大宮は、J1参入プレーオフに回ることに。果たして昇格は叶うだろうか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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「最初の1分から全力でやらないといけない」(イッペイ・シノヅカ)

“奇跡”の逆転自動昇格を信じ、大宮の選手たちは必死に走った。勝つことでしか望みはつなげられない。それは全員が重々承知だ。勝点74で3位の大宮が自動昇格するには金沢戦での勝利が絶対条件。さらに、勝点2差で追う2位の横浜FCが愛媛に負けるか、引き分けても得失点差の争いとなり、3得点以上で勝つ必要があった。

 立ち上がりからエンジン全開で勝利を目指すイレブン。積極姿勢で敵陣に何度も迫り、14分にさっそく先制点が生まれる。渡部大輔が放った左クロスが、相手DFの頭に当たって入ったオウンゴールに。「積極的にクロスやシュートをゴール前では打って行こうと、みんなで意識しようと言っていた」と渡部。その通りにプレーし、しっかりと結果に表われた。

 しかし、ここから追加点が遠い。高木琢也監督は63分、大前元紀を途中起用した際に3-4-2-1から4-4-2へと変更。指揮官には「厚みのある攻撃をしたかったのと流れを変えたり、相手と同じ形に変えることによって混乱を、という部分でうまくやりたかった」意図があった。この布陣変更の流れはこれまで幾度となくチームを活気づけた形だ。

 残念ながら作戦はハマらず、71分に同点とされて2年連続のJ1参入プレーオフに回ることとなった。三門雄大は「一生懸命、年間を通して戦った結果がこの順位。認めなきゃいけない」と潔い。確かに大宮は今季、奮闘を続けてきた。高木監督が就き、新布陣の3-4-2-1に着手。伝統の4-4-2になじみがあり、最初の5戦は1勝2分2敗と苦しんだ。

 だが、その後に5連勝して16位から2位にV字回復。以降は一度も7位以下のプレーオフ圏外に転落することなく、20勝15分7敗でフィニッシュした。高木監督は「システムを変えていくなかで、うまく対応してくれた。そこに関しては非常に良かった。チーム、選手も意識改革、そして、新しいチームを作っていくんだって意欲はすごく出してくれた1年」と振り返った。
 
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