指揮官も強化部の働きを称賛!山形にハマった最後のピース、山岸祐也がJ1昇格への切り札となり得るワケ

カテゴリ:Jリーグ

嶋 守生

2019年10月05日

「こんなに点が取れるんだ」

今夏に岐阜から移籍してきた山岸祐也。31節の柏戦から4試合連続で先発出場を果たしている。(C)J.LEAGUE

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 モンテディオ山形にとって、首位柏レイソルとの対戦も含めた9月上旬からのアウェー3連戦は、J1昇格戦線を勝ち残っていく上で大きな山場のひとつだった。しかし終わって見れば2勝1分。台風17号で2日後に延期されてコンディションを大きく落とした琉球戦では最後に追いつかれて引き分けたものの、3ゴールで一時逆転するなど、この3試合で10得点と攻撃面で強さを発揮した。

「こんなに点が取れるんだ」と冗談めかして話したのは木山隆之監督。守備重視のスタイルで勝点を積み重ねてきた今季の山形が3得点以上挙げた試合は、30節までで3試合しかなかった。それが31節の柏戦を皮切りに3試合連続で3得点以上挙げたのだから、そんな言葉が出てしまうのも頷ける。

 ただ、そこには山岸祐也の加入という明確な理由もあった。

 山形に最後のピースがカチッとハマったのは、9月7日の柏レイソル戦だ。夏のウィンドウでFC岐阜から獲得した山岸が移籍後初先発を果たすと、10分にFKからヘディングで移籍後初ゴール。その後も攻守に渡って存在感を出し続け、58分に中村とのワンツーから貴重な3点目をアシストし、試合は4-3と激しい撃ち合いを制して山形が勝利した。

 続く鹿児島戦では高い位置でボールを奪ってショートカウンターの起点となり、大槻周平のゴールをお膳立て。そして琉球戦では坂元達裕と2度のワンツーで中央から崩してアシストを決めている。

 大槻、坂元、中村と、この3試合だけでも山岸は多くの選手と関わりながら結果を残しており、守備では高い位置からボールを奪う回数やカウンターを仕掛ける回数が増えている。攻守で実績を上げている選手が使われない理由はないだろう。

 出した結果も素晴らしいが、驚くのはすでに在籍数年目かのようなフィット感で山形のスタイルに馴染んでいることだ。山岸の一番の良さを適応力とした木山監督はこう話している。

「走攻守のレベルが高いだけでなく、味方の位置やプレーのやり方を見て、自分が合わせていく能力が高い。移籍してすぐにチームに馴染んでいく適応力もある」

 山岸のキャリアを振り返れば、ルーキーイヤーの16年は群馬でロングボール主体のシンプルな攻撃に合わせて背後へ抜け出すプレーが多かった。17年に至っては、チーム事情もあってかボランチでプレーする時期もあったようだ。

 18年に岐阜へ移籍してからも大木武監督の元での独特なパスサッカーに適応しながら間でパスを受けるプレーを身に付けていて、圧力の強いハードな守備まで精力的に行なっている。

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