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「IQは145」南パリで“神童”と崇められた男・サンマクシマン【フランスの逸材ルーツ探訪】

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019年09月21日

十種競技でも王者となった幼少期

アラン・サンマクシマン(フランス国籍/22歳)/ニース→ニューカッスル/移籍金1800万ユーロ(約22億5000万円) (C)Getty Images

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 昨シーズンのリーグ・アンで主役級の活躍を示し、今夏にプレミアリーグへとステップアップの移籍を実現した二コラ・ペペ、タンギ・ヌドンベレ、アラン・サンマクシマンの3選手は、どんなバックグラウンドの持ち主か。

 それぞれルーツに迫るこの企画の3回目は、ニースから渡ったニューカッスルで10番を託された逸材、アラン・サンマクシマンだ。

――――◆――――◆――――

 パリから誕生するフットボーラーの多くは郊外の出身だ。一口に郊外と言っても環境や階層はさまざまで、アラン・サンマクシマンは南のムドンという比較的裕福で静かな町の出身。パリ大学行政部門の運転手を務める父、ムドン公立幼稚園の園長として働く母の下、中産階級の家庭で育った。

 少年時代のアランは、あらゆる分野で神童と崇められる存在だった。母によれば、IQは145だったという。優れていたのは知能だけではない。クロスカントリー、デカスロン(十種競技)などでパリ地方のチャンピオンに輝く一流のアスリートだった。
 フットボールのピッチに立てば、誰よりも速く、誰よりも長く走り、誰よりもインテリジェントで、誰よりも正確なテクニックを誇っていた。パリ南郊のリス・オランジスで最初にアラン少年を指導したディディエ・ドゥモンシー監督は言う。

「われわれは彼に、試合中はスリータッチでボールをさばき、必ず両足を使うようにと、そう指導していた」

 その甲斐あってか、両足を器用に使いこなす。もっとも、球離れの悪さは改善されたとは言い難い。ボールを持ったときの最初の選択肢は、つねにドリブルだ。ニースでチームメイトだったマリオ・バロテッリが「スパゲッティ」と呼んだドレッドヘアを振り乱しながら、ひたすら独力で突破を図ろうとチャレンジする。
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