久保が移籍で去ったあとも大崩れしていない理由は?
久保建英のレアル・マドリ―移籍発表後の15節・神戸戦から2連敗を喫したものの、17節からのリーグ7試合は5勝2敗(19年8月17日現在)と勝ち越す。久保に加え、主力CBのチャン・ヒョンスをアル・ヒラル(サウジアラビア)への移籍で失うなど逆風に晒されながらも、粘り強く勝点を積み上げているFC東京が首位戦線をリードしている。
強さの要因のひとつは、GKの林彰洋、CBの森重真人、ボランチの橋本拳人、キャプテンでサイドハーフの東慶悟、FWのディエゴ・オリヴェイラが揃って健康体を維持できている点にあるだろう。
この5人は23節の広島戦まで全試合にスタメン出場。チームの根幹が揺るがず、ここまで安定した成績を残せているのは彼らの奮闘があるからとも言える。
もちろん、いつでも全力疾走の永井謙佑、ボランチで汚れ役も厭わない髙萩洋次郎、1対1の競り合いに滅法強い両SBの室屋成と小川諒也、チャン・ヒョンスの抜けた穴を埋めている印象の渡辺剛の働きも見逃せない。
強さの要因のひとつは、GKの林彰洋、CBの森重真人、ボランチの橋本拳人、キャプテンでサイドハーフの東慶悟、FWのディエゴ・オリヴェイラが揃って健康体を維持できている点にあるだろう。
この5人は23節の広島戦まで全試合にスタメン出場。チームの根幹が揺るがず、ここまで安定した成績を残せているのは彼らの奮闘があるからとも言える。
もちろん、いつでも全力疾走の永井謙佑、ボランチで汚れ役も厭わない髙萩洋次郎、1対1の競り合いに滅法強い両SBの室屋成と小川諒也、チャン・ヒョンスの抜けた穴を埋めている印象の渡辺剛の働きも見逃せない。
20節の清水戦で決勝弾を叩き込んだ大森晃太郎、今夏の新戦力で21節のC大阪戦から2試合続けてハイパフォーマンスを披露した左SBのオ・ジェソク(小川は負傷欠場)など、一人ひとり名前を挙げたら切りがないが、とにかく今季のFC東京はチームとしてまとまっている。
シーズン前半に攻撃陣を牽引した久保がいなくてもコンスタントに白星を掴めているのは、やはり長谷川健太監督のマネジメント力に寄るところが大きい。
印象深かったのは、7月14日の多摩川クラシコで川崎に0-3と完敗したあとのコメントだ。
「我々は正々堂々と戦って散った。今日勝てなかったのは力が足りないということ。ただ、ここまで積み上げた勝点はフロックではない。残り15試合が勝負。もう(川崎との)直接対決はないですが、一戦一戦、戦っていきたい」
潔く負けを認めつつ、自分たちの歩いてきた道のりは間違いではないことを強調。川崎戦は川崎戦と割り切ったように聞こえたコメントから窺えたのは、「この敗戦を引きずるな」というメッセージだった。