「今回のことで、自分で自分を肯定できた」
すでに移籍が発表され、別れを告げようとしている選手のコメントとしては、ある意味、予想外だった。神戸への移籍前のラストマッチ、7月27日のマンチェスター・シティとの親善マッチ後、ゴール裏に集まったファン・サポーターに向けた挨拶で、マイクを握った飯倉大樹はこう言った。
「1週間前に戻っていたら、F・マリノスに残っている決断をしたかもしれない」
育成組織から育った横浜には「自分の人生が詰まっている」。そんなクラブを離れることに、まだ未練があるのか――件のコメントについて次のように説明する。
「移籍が決まるまで、本当にスピーディだったけど、その間に、人の温かさというか、みんなの想いがすごく伝わってきた」
神戸からのオファーが届くと「10人から20人ぐらいには相談した」。そして「お前はまだピッチに立つべきだ」と言われたという。
「自分はF・マリノスで、まっすぐ生きてきて、それをみんなが理解してくれていたのかなって。みんなの温かさ、かけてくれた言葉、行動って、自分がここで正しいことをしていなければ、それらはなかったはず。今回のことで、自分で自分を肯定することができた。
ファンやサポーターの方もいろいろと言ってくれた。ここで必要とされていたというか、自分のやってきたことは間違ってはいなかったんだなって、この別れ際に答として返ってきた時、やっぱりF・マリノスにいたいなと思った。だから、1週間前に今のこの気持ちだったら、たぶん俺は行けてないんじゃないかと思う」
クラブのあるスタッフが嬉しそうに言う。「F・マリノスのことを好きでいてくれる選手はたくさんいるけど、その感情をあれほどオープンに表現するのは、大樹ぐらいじゃない」と。
自分が下した決断に、寂しさがないといったら嘘になる。しかし、飯倉は神戸への完全移籍に「後悔はない」ときっぱりと断言する。
【横浜FM 1-3 マンチェスターシティ PHOTO】同じスタイル同士の激しい戦いは横浜が苦しめるも、シティに軍配!
「1週間前に戻っていたら、F・マリノスに残っている決断をしたかもしれない」
育成組織から育った横浜には「自分の人生が詰まっている」。そんなクラブを離れることに、まだ未練があるのか――件のコメントについて次のように説明する。
「移籍が決まるまで、本当にスピーディだったけど、その間に、人の温かさというか、みんなの想いがすごく伝わってきた」
神戸からのオファーが届くと「10人から20人ぐらいには相談した」。そして「お前はまだピッチに立つべきだ」と言われたという。
「自分はF・マリノスで、まっすぐ生きてきて、それをみんなが理解してくれていたのかなって。みんなの温かさ、かけてくれた言葉、行動って、自分がここで正しいことをしていなければ、それらはなかったはず。今回のことで、自分で自分を肯定することができた。
ファンやサポーターの方もいろいろと言ってくれた。ここで必要とされていたというか、自分のやってきたことは間違ってはいなかったんだなって、この別れ際に答として返ってきた時、やっぱりF・マリノスにいたいなと思った。だから、1週間前に今のこの気持ちだったら、たぶん俺は行けてないんじゃないかと思う」
クラブのあるスタッフが嬉しそうに言う。「F・マリノスのことを好きでいてくれる選手はたくさんいるけど、その感情をあれほどオープンに表現するのは、大樹ぐらいじゃない」と。
自分が下した決断に、寂しさがないといったら嘘になる。しかし、飯倉は神戸への完全移籍に「後悔はない」ときっぱりと断言する。
【横浜FM 1-3 マンチェスターシティ PHOTO】同じスタイル同士の激しい戦いは横浜が苦しめるも、シティに軍配!