【三浦泰年の情熱地泰】簡単に倒れてビデオを見てよ!? VARで露見している南米特有の悪い習慣…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月30日

VARを味方に付けようと、ダメ元の「ごね得」のようになるプレーが続出

今大会では幾度となくVARによって当初の判定が覆されるシーンが目についた。(C) Getty Images

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 南米同士の高いレベルのサッカーを見た。コロンビアvsチリの前半は今まで観戦した試合とは別格だった。
 
 27日からの3日間で行なわれた準々決勝は、27日のブラジルvsパラグアイからスタート。28日は16時からアルゼンチンvsベネズエラ、20時からは僕が唯一準々決勝では生観戦できたコロンビアーチリ。そして29日のウルグアイvsペルーとブラジル国内各地で南米らしい試合が行なわれた。
 
 大会の中でグループリーグを突破して一番面白いと言われる準々決勝は、4試合中3試合がPK戦での決着であった。
 
 きっと4試合の中でのベストゲームは僕が観戦した、アレーナ・ド・コリンチャンスで行なわれた、コロンビア-チリであろう。
 
 決着はスコアレスドローの末のPK戦ではあったが、「タクティクス、スピード、テクニカル」も高く、ミスの少ないレベルの高さを感じた。戦術的にも攻守で連係されており、選手がコレクティブに走り抜いていた。
 
 16時からテレビ観戦したアルゼンチンとは違い、運動量、パスの動かし方、3人目の動き、連動性は目の前に映るコロンビア、チリの方が数段上であった。
 
 判断のスピード、止めて・蹴るのスピード、相手を交わす、抜く力。今まで見て来た日本やカタールと対戦した南米。ブラジルが相手にしたボリビアやペルーの試合とは明らかに違った。
 
 お金がしっかり取れる良い試合だと感じた。メンバーもヨーロッパのビッククラブでプレーしているのだが、ヨーロッパのサッカーを南米で見ているような、良い意味で洗練された試合であった。
 
 コロンビアの立ち上がりの躍動感。それを凌いだ後のチリの試合巧者ぶりと勝負勘みたいなもの。チリが2点を奪ったように見えたが、VARで取り消された。それでもPK戦で勝ち切り、準決勝に進出したチリ。コロンビアも後半は少し精度が落ち雑になったが、さすが前回王者のチリ代表であった。
 
 気になるのはその他の3試合だ。日本で生活していて準々決勝の4試合をすべてフルで見るということはあまりないと思うが、さすがブラジルで生活していると自然とテレビをつければサッカーがやっている。しっかり確認させてもらった。
 
 テクノロジーが発達した分、そのルールを利用するのが上手い南米選手。VARを確認させるために倒れるシーンも多く、レフェリーに対しての抗議も多くなる。
 
 当然の事だ。
 意図的か偶然か分からなくても、身体に相手のどこかが当たって倒れたり、抗議をしたりすれば、運良くVARに持ち込める。レフェリーの目で認められれば有罪が無罪へ、無罪が有罪になる可能性が出るのであるから。
 
 結果、VARを味方に付けようと、ダメ元の「ごね得」のようになるプレーが続出。パラグアイやベネズエラの選手の「何がなんでも」という姿勢は南米らしいと表現するが、試合としては見ていて気持ちの良いものではなかった。
 

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