「その時々で判断するのは変わらない」
[J1第13節]横浜4-0磐田/5月26日/日産スタジアム
前節の神戸戦から、4-3-3システムの中盤のトライアングルの形が変わった。これまではアンカー+2枚のシャドー(インサイドハーフ)の逆三角形だったが、ここ2試合はダブルボランチ+トップ下の正三角形に。
この変更に伴い、シャドーのレギュラーだった三好康児は先発から外れ、右ウイングで途中出場するようになった。
「1年を通して戦ううえで、常にスタートから出られるポジションではないと思っていますし、結果を残した選手が出続けるのは、当たり前のことなので。そこは別に悲観することではないですし、まずはチームが勝つために、どの立ち位置でも、その時に自分ができることをするのが自分の役割です。今のところ、出るチャンスはいただいているので、結果を残して、次の試合に向けてやっていくだけ。途中から出ても、やる準備は変わらないので」
先発かベンチスタートか。少なからず思うところはあるだろうが、まずはチームの勝利を最優先に考え、ピッチに立ってプレーする。起用ポジションの違いを含め、状況に応じて、より効果的な振る舞いを心がける。
「ボールを受ける位置や場所は違うので、そこからどう仕掛けていくか。あとは、自分の出る時間帯も、オープンな展開になっているので、仕掛けることは狙っています。自分で行くところと、仲間を使うところは、スタートから出る部分と後から出る部分では、少し役割が変わってくる場合がある。そこは試合の展開を見ながらですけど、意識してはいます」
シャドーよりひとつ高いポジションの右ウイングでは、よりゴールを意識したプレーが増えてくる。
「それはもちろん、ポジション的にもフィニッシャーになる役割なので。そこはシャドーをやる部分とはまた違ったところではあります。でも、その時その時の相手のやり方だったり、自分たちの状況を見て、プレーを選んでいくだけなので。一概に、これだけをやりたい、というわけではないですし、その時々で判断するのは変わらないです」
とどのつまり、先発でも途中出場でも、ポジションがどこであれ、状況に応じて求められるプレーをするだけ。決して簡単なことではないが、実際に三好はそれを体現できる能力を備えている。前節の神戸戦では限られたプレータイムのなか、2ゴールの活躍を見せれば、今節の磐田戦は無得点だったとはいえ、味方のビッグチャンスをお膳立てするパスを繰り出している。
柔軟に、臨機応変に、最適解を導き出そうとする。アタッカーとしての引き出しの多さが、三好のストロングポイントのひとつでもある。A代表初選出となったコパ・アメリカでも、様々なシチュエーションでチームの攻撃面を充実させる存在になるだろう。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【横浜FM 4-0 磐田 PHOTO】横浜が磐田の守備を切り裂き4得点の快勝。今日のゴールパフォは・・・?
前節の神戸戦から、4-3-3システムの中盤のトライアングルの形が変わった。これまではアンカー+2枚のシャドー(インサイドハーフ)の逆三角形だったが、ここ2試合はダブルボランチ+トップ下の正三角形に。
この変更に伴い、シャドーのレギュラーだった三好康児は先発から外れ、右ウイングで途中出場するようになった。
「1年を通して戦ううえで、常にスタートから出られるポジションではないと思っていますし、結果を残した選手が出続けるのは、当たり前のことなので。そこは別に悲観することではないですし、まずはチームが勝つために、どの立ち位置でも、その時に自分ができることをするのが自分の役割です。今のところ、出るチャンスはいただいているので、結果を残して、次の試合に向けてやっていくだけ。途中から出ても、やる準備は変わらないので」
先発かベンチスタートか。少なからず思うところはあるだろうが、まずはチームの勝利を最優先に考え、ピッチに立ってプレーする。起用ポジションの違いを含め、状況に応じて、より効果的な振る舞いを心がける。
「ボールを受ける位置や場所は違うので、そこからどう仕掛けていくか。あとは、自分の出る時間帯も、オープンな展開になっているので、仕掛けることは狙っています。自分で行くところと、仲間を使うところは、スタートから出る部分と後から出る部分では、少し役割が変わってくる場合がある。そこは試合の展開を見ながらですけど、意識してはいます」
シャドーよりひとつ高いポジションの右ウイングでは、よりゴールを意識したプレーが増えてくる。
「それはもちろん、ポジション的にもフィニッシャーになる役割なので。そこはシャドーをやる部分とはまた違ったところではあります。でも、その時その時の相手のやり方だったり、自分たちの状況を見て、プレーを選んでいくだけなので。一概に、これだけをやりたい、というわけではないですし、その時々で判断するのは変わらないです」
とどのつまり、先発でも途中出場でも、ポジションがどこであれ、状況に応じて求められるプレーをするだけ。決して簡単なことではないが、実際に三好はそれを体現できる能力を備えている。前節の神戸戦では限られたプレータイムのなか、2ゴールの活躍を見せれば、今節の磐田戦は無得点だったとはいえ、味方のビッグチャンスをお膳立てするパスを繰り出している。
柔軟に、臨機応変に、最適解を導き出そうとする。アタッカーとしての引き出しの多さが、三好のストロングポイントのひとつでもある。A代表初選出となったコパ・アメリカでも、様々なシチュエーションでチームの攻撃面を充実させる存在になるだろう。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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