川崎を苦しめる“魔の後半アディショナルタイム”。なぜ試合終盤の失点が続くのか

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年06月03日

ラストワンプレーまではリードを保つも…

肩を落とす川崎の選手たち。浦和戦はラストワンプレーで同点に追い付かれた。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ14節]川崎1-1浦和/6月1日/等々力
 
 まるでデジャブのような光景だった。
 
 J1の14節、浦和をホームに迎えた川崎は、序盤こそ守備を固めた相手を崩せなかったが、54分に登里享平の左からのクロスをファーサイドでレアンドロ・ダミアンが押し込んで先制に成功。その後は追加点を奪えなかったが、勝利は目前だった。しかし、ラストワンプレーで、CKの流れから浦和の森脇良太にエリア内でシュートを放たれると、ボールはCB谷口彰悟の身体に当たってゴールへと吸い込まれた。
 
 最終盤に失点して勝点を落としたのは今季、何度目か。リーグ戦では、3節の横浜戦で90+5分に追い付かれ、4節のG大阪戦では90+1分に失点して敗戦。ACLでは初戦の上海上港戦で89分に、第3戦の蔚山現代戦では90+1分に決勝弾を奪われ、グループリーグ敗退の要因となった。
 
「今年のACLで勝ち切ることの大切さを学んだはずだったのに、やっぱりこういうことを繰り返してしまうのは、どこかに甘さや隙があるんだと思います。試合巧者になる必要がありますし、1-0で終わらせるならどれだけ時間を使っても徹底して試合を締めなくちゃいけない。ずる賢いプレーも大切で、繰り返しになりますが、そこはACLで学んでいるので、もう一度、チームに落とし込みたいです」
 
 
 後悔の想いとともに試合を振り返ったのは守備リーダーの谷口だ。またボランチの守田英正も先輩の言葉に同調する。
 
「ACLでも同じようなゲームをしているので、学べていない気はします。苦しいなかでも勝ち切る力は絶対に必要ですし、劣勢に立たされた時に逃げ切る策もひとつのプランとして持っておかなくてはいけないと思います」
 
 このふたりの言葉通り、今の川崎は大きな“悪癖”を抱えている。リーグ2連覇を果たしたここ2年は、ギリギリの戦いを制してきたが、今季は詰めの甘さが目立ってしまっているのだ。浦和戦の引き分けで首位のFC東京との勝点差は6に開いたが、この課題を修正しなくては巻き返しは難しくなるだろう。

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