川崎の新たなブレイク候補、脇坂泰斗。“ポスト中村憲剛”が見せる確かな成長ぶり

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年04月24日

蔚山現代戦では73分から登場

FKも蹴った脇坂。短い出場時間ながらアピールした。(C)SOCCER DIGEST

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[ACL グループステージ第4戦]川崎2-2蔚山現代/4月23日/等々力陸上競技
 
 1勝2敗でグループ3位だった川崎としては、勝ちたいゲームだった。ホームでの蔚山現代との一戦は2-2のドロー。グループステージは残り2戦で、まだ自力突破の可能性を残しているだけに、悲観する必要はないが、小林悠の今季初ゴールで先制し、1点を追う終盤には猛攻を仕掛けて勝ち越すチャンスもあっただけに、勝点3が欲しかったというのが正直なところだろう。
 
 もっともこの一戦で明るい材料もあった。それが大卒2目のMF脇坂泰斗(わきざか・やすと)だ。川崎U-18出身で昨季、阪南大から帰還した技巧派は、73分に家長昭博に代わってピッチへ。チームがその5分後にレアンドロ・ダミアンを投入して、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2にシステム変更すると、トップ下としてプレーした。
 
「(2トップの)ダミアン、知念(慶)くんの周りで前向きにサポートすることを意識した」と振り返る脇坂は、82分にチームが2-2の同点に追い付くと、勝ち越しゴールを狙って自ら仕掛けた。「自分に蹴らしてほしい」と主張したという87分のFKはコースは良かったものの壁に当たって弾かれたが、90+2分には記者席で「お!」とどよめきが起こるゴールわずか右に外れる鋭いミドルも放った。
 
 結果こそ残せなかったが、自信に満ちたプレーぶりは、どこか弱々しい印象もあった昨季のルーキーシーズンとは明らかに違う。その変化はどうして起こったのか、本人に質問をぶつけてみるとこう答が返ってきた。
 
「今日はこの前の試合(リーグ戦の8節の湘南戦では85分からプレー)で感覚を掴めていた部分もありました。それに具体的なキッカケがあってなにか変わったわけではないんです。ただ1年目は周囲に合わせるというか、そういうところが出てしまいました。サブ組に入ることが多かったんですが、そこでも周囲に合わせるところが多くて。でも、今年は自分が中心になるんだという気持ちがあります。
 
 元から自信はありました。でも日ごろの積み重ねが、さらなる自信につながったのかなとも思います。単純に2年目で環境に慣れたという面もありますが、去年から練習終わりに自主トレも続けてきましたし、そうした積み重ねが大きいです」
 

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