Jクラブが注目する選手権得点王、FW染野唯月の現在地。尚志指揮官が厳しい言葉を掛ける本当の理由

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年03月23日

21日のJ-ヴィレッジカップで躍動!だが、試合後に指揮官は...

新チームでは10番を背負う染野(右)。J-ヴィレッジカップにもJクラブのスカウトが多く駆け付けるなど、注目度の高さを窺わせた。(C)SOCCER DIGEST

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 今から約3か月前。染野唯月は尚志の2年生エースとして、埼玉スタジアム2002のピッチに立っていた。高校サッカー選手権の準決勝では青森山田から3ゴールを奪い、脚光を浴びたのは記憶に新しい。チームは敗れて3位に終わったものの、自身は得点王に輝いて染野の名は一躍全国区となった。

 大会終了後には日本高校選抜に選出。世代別代表にも招集され、2年後のU-20ワールドカップを目指すU-18代表の立ち上げ合宿でスペイン遠征を経験した。

 今では新シーズンで最も注目を集めるストライカーとなり、Jクラブのスカウトもその動向に目を光らせている逸材だ。

 新チームではキャプテンを任され、エースナンバーである10番を与えられた。今年は昨年の躍進を支えた加瀬直樹や沼田皇海らが抜け、改めて組織力を強化する必要がある。それだけに、染野への期待は言うまでもなく高い。

 2月に行なわれた東北新人大会では高校選抜の活動で欠場し、チームも3位に終わった。だが、自身が戻ってきてからは順調に結果を出し、全国の強豪が集まる「サニックス杯」では初出場で初優勝。決勝では自ら決勝弾を捻じ込むなど、エースとしての仕事を果たした。
 
 3月21日のJ-ヴィレッジカップでも、その実力を如何なく発揮する。染野は午前中の昌平戦でゴールを奪い、チームの勝利に貢献。午後の岡山U-18戦では、スコアレスドローに終わったものの、ポストプレーや狡猾な動きで攻撃を牽引した。試合後、染野は自身の出来を総括。「サニックス杯では走れなかったんですよ。守備で貢献しないといけないのに、おろそかにしていたので言われてしまった。今大会は、2試合目を別として1試合目はそういうところを意識してやれていた」と、仲村監督に指摘された課題が改善できたと胸を張った。
 
 その一方で課題もあり、シュートへの意識や決定力に不満を残した。本人も自覚しており、「味方を使いながらゴール前に入っていくのが自分の良さ。(先輩たちが抜けて良さを出す場面が)少なくなってきた。逆にシュートチャンスも少なくなってくるので、決め切ることも今後の課題になる」と言い切る。仲村監督も同様に「今日もシュートはあまり打っていない」と苦言を呈し、発破を掛けた。
 

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