愛すべきキャラクターは今も健在!

PKを失敗してピッチに倒れ込むオーバメヤンと、ロリスのファインセーブで九死に一生を得て大喜びするトッテナムの面々。まさに天国と地獄を表わすようなシーンだった。 (C) Getty Images

アーセナルのハードチャージに苦戦を強いられたケインだったが、自らPKを奪って、同点弾を決めるあたりにエースとしての矜持を見た。 (C) SOCCER DIGEST
互いに来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場を争う者同士の大一番は、開始早々からノーガードの撃ち合いと言ってもいいオープンなゲームが展開されるなか、17分にアーセナルのアーロン・ラムジーが均衡を破ると、74分にはFKの流れからPKを獲得したトッテナムがケインのゴールで同点に追いついてみせた。
目まぐるしく攻守が入れ替わった一戦は、終盤にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム1分にペナルティーエリア内でピエール=エメリク・オーバメヤンが相手CBダビンソン・サンチェスに倒され、アーセナルがPKを獲得したのだ。
この願ってもない絶好機に、キッカーのオーバメヤンはゴール左へシュート。しかし、これをトッテナム守護神ウーゴ・ロリスが横っ飛びでセーブする。さらにこぼれ球をアーセナルが押し込みにかかったが、ゴール手前でヤン・ヴェルトンゲンにクリアされた。
ゲーム終盤まで流れの読めない白熱のゲームは、結局、決着が着かずに1-1で終了した。
この手に汗握るゲーム展開に一喜一憂して話題を呼んでいるのは、元アーセナルのストライカーであるイアン・ライトだ。
まず一本目はラムジーの先制ゴール直後にアップされ、ライトは「イエェーーースッ! アーーー!」と大ハッスル。喜びのあまり自撮りをしていた携帯を床に落としてしまうハプニングも起きていた。
秀逸だったのは、オーバメヤンのPK時に撮られた2本目だ。
その動画でもPKが決まり、ダービー勝利を確信したかのように「アーーー! 来るぞ! ほら!」と叫んだライトは、キックの瞬間にテレビに携帯を向ける。しかし、結果は失敗。すると、すぐさま自分にカメラを向け直し、一転して無表情の顔を公開したのだ。
まさに天国から地獄に突き落とされたようなライトに両軍のファンが反応し、「イエースッ!」や「ざまぁみろ!」などとスパーズ・ファンが皮肉めいた投稿をすれば、アーセナル・ファンは「分かるよ。ライトリー(ライトのあだ名)。オーバメヤンは最低だ」や「にしても君のリアクションは愛すべきものがあるね」といったコメントを寄せられた。
現役時代から「愛すべき悪童」と呼ばれ、そのファニーなキャラクターでファンのハートを掴んできたライト。その自由気ままなスタイルは55歳となった今も健在なようだ。
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