ベトナム戦はVARが大きなポイントに
[アジアカップ・準々決勝]日本 1-0 ベトナム/1月23日/アルマクトゥーム・スタジアム
どうもしっくりこない勝利だった。
アジアカップの準々決勝でベトナムと対戦した日本は1-0で勝利を収め、ベスト4進出を果たしたが、内容は褒められたものではなかった。なおかつ試合を動かしたのは準々決勝から導入されたビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)だったのだから、見応えも乏しいゲームだったと言わざるを得ないだろう。
ちなみにこの試合でVARが使われたのは2度。最初は23分の日本のCKの場面で一度は吉田麻也のヘッドがゴールと認められたが、その後、ボールが手に当たっていたことが映像でチェックされて無得点に。2度目は52分の場面で、原口元気のパスを受けた堂安律がエリア内で倒されたプレーは一度は流されるも、VARによってPKと判定された。
さて森保一監督はそのベトナム戦の先発には、大方の予想を覆し、3日前のサウジアラビア戦のメンバーを踏襲。変更は出場停止の武藤嘉紀に代えて北川航也をCFに入れたのみだった。
指揮官はその理由を「もちろんもっと多くの選手を変えて臨むという考えもありましたが、(試合まで中2日でそこまで)トレーニングができない状況でしたし、サウジアラビア戦の良い連係、連動のもと、ベトナム戦に向けて準備して戦おうと選択しました」と説明。
また酒井宏樹や堂安律ら、もう一枚、警告を受ければ累積で準決勝に出場できない(準決勝からは累積警告がリセットされる)選手を起用した意図は「これまでいろいろなアクシデントがあったなか、まずは今、最良と思うことをやり、そこでなにか起こった時に対処していこうと思いました」と話した。
どうもしっくりこない勝利だった。
アジアカップの準々決勝でベトナムと対戦した日本は1-0で勝利を収め、ベスト4進出を果たしたが、内容は褒められたものではなかった。なおかつ試合を動かしたのは準々決勝から導入されたビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)だったのだから、見応えも乏しいゲームだったと言わざるを得ないだろう。
ちなみにこの試合でVARが使われたのは2度。最初は23分の日本のCKの場面で一度は吉田麻也のヘッドがゴールと認められたが、その後、ボールが手に当たっていたことが映像でチェックされて無得点に。2度目は52分の場面で、原口元気のパスを受けた堂安律がエリア内で倒されたプレーは一度は流されるも、VARによってPKと判定された。
さて森保一監督はそのベトナム戦の先発には、大方の予想を覆し、3日前のサウジアラビア戦のメンバーを踏襲。変更は出場停止の武藤嘉紀に代えて北川航也をCFに入れたのみだった。
指揮官はその理由を「もちろんもっと多くの選手を変えて臨むという考えもありましたが、(試合まで中2日でそこまで)トレーニングができない状況でしたし、サウジアラビア戦の良い連係、連動のもと、ベトナム戦に向けて準備して戦おうと選択しました」と説明。
また酒井宏樹や堂安律ら、もう一枚、警告を受ければ累積で準決勝に出場できない(準決勝からは累積警告がリセットされる)選手を起用した意図は「これまでいろいろなアクシデントがあったなか、まずは今、最良と思うことをやり、そこでなにか起こった時に対処していこうと思いました」と話した。
さらに森保監督は常々「どんな大会でもまずベスト4に入ることが大事」と語っていただけに、この一戦の重要性を誰よりも感じ、先を見据えるより負傷明けの大迫勇也を除いてベストと言えるメンバーを送り出したのかもしれない。
もっとも「これが疲労なんでしょうね。自分たちが集中して入りたいと思っていても頭が少しぼやっとしているような、トーナメントの難しさが出ました」と長友佑都が振り返り、吉田が「前半は後ろも、前も細かいところが足りなかったですし、全体的に疲弊していたなと感じました。ただ後半はパススピードやプレーのテンポが上がりました」と語ったように、前半の日本は動きが重く、ミスを連発。苦戦を招いた。
ベトナム戦でも疲労の色は濃かったのだ、次は中3日での試合となるが、今大会の大本命イランとの準決勝までに回復できるのか不安は付き纏う。本当にアジアの頂点を目指すのであれば、ベトナム戦で先発の入れ替えは行なうべきだったのではないか、その疑念は拭えない。総力戦で勝ってこそ真のチーム力を発揮できたと言えたのではないだろうか。
【日本代表PHOTO】日本1-0ベトナム|PKの1点を守り抜いた森保ジャパンがアジア杯ベスト4進出!