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「泣けることもある…」瀬戸内指揮官が胸を熱くさせて振り返った“弱小チーム”の成長【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

2019年01月13日

5失点も理想は曲げずに戦い抜く!

涙する選手たちを気遣う安藤監督だが、そんな指揮官自身も教え子たちに感動していた。 写真:田中研二

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[高校選手権・準決勝]瀬戸内0-5流経大柏/1月12日/埼玉スタジアム

 初出場の選手権で4強進出を果たした瀬戸内。その怒涛の勢いは、流経大柏の圧倒的な経験と実力の差によって食い止められた。

 試合開始10分で2点を失った瀬戸内は、前半終了間際の42分に相手のキーマンでもある関川郁万にCKからヘディング弾を叩き込まれてしまう。さらに後半にも9分と29分に決められ、その差を一方的に広げられていった。

 5発を食らっての完封負けは心身ともに堪える敗戦だが、そのなかでも彼らは自分たちの理想とする“ポゼッション・スタイル”だけは捨てなかった。

 取り組み始めたのは昨夏からだ。それまではロングボールを前線に放り込む策を取っていたが、チームにフィットせず、「ずっと低迷して崩壊していた」(安藤正晴監督)。そして本格的に志向したポゼッション・サッカーは、この選手権でもチームの骨格を据えてきた。だからこそ強豪校を相手にしても、安易なクリアはせず、GKの井上大也から最前線の中川歩夢まで丁寧に繋いだ。

 安藤監督は、この試合に向けたゲームプランニングについて明かしている。

「流経大柏さんに対して出足で2失点してしまいましたので、勝利するのは難しい展開になったかなと。体格差などもあるなかで、自分たちの持ち味を生かしてボールを運んでいくというところは90分続いて出せたのかなと思いますね」

 自分たちが理想とする戦術で強豪・流経大柏に挑んだ瀬戸内。指揮官は、さらに大会期間中のチームの成長度を語った。

「初戦の1月2日から3日、そして5日、今日も含めて、選手は成長し続けてくれたんじゃないかなと。よくやってくれたと思います。夏を越えてから低学年の選手たちが本当に成長してきてくれた。夏にサッカーの転換をし、蹴って走るサッカーよりもテクニックを生かしたサッカーに切り替えたことも、ここまで生き残れた理由かなと思います」
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