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父親はかつての世界王者! リーグ・アンで奮闘する“二世FW”は「真の大器」か? それとも…

カテゴリ:ワールド

ヴァンサン・デュリュック

2018年12月03日

DFの父親とは異なるポジションで活躍。

フランス代表でW杯とEUROを制した偉大な父・リリアン(右)を超えようとしている息子のマルキュス・テュラム(左)(C) Getty Images

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 ここ最近サッカー界で、よく目にするのが、いわゆる「2世タレント」だ。偉大な父の血を継ぐスター候補たちは、単なる親の七光りなのか、それとも真の大器なのか。

『ワールドサッカーダイジェスト』誌で好評連載中の「2世タレント診断書』の第2回は、父親と異なるポジションで奮闘するマルキュス・テュラムだ。

 ギャンガンでアタッカーとしてプレーするマルキュス・テュラム(21歳)とDFだった父、リリアンを単純な能力だけで比較すれば、テクニックではすでにマルキュスが上回っているだろう。

 ポジションの違いもあり、マルキュスは偉大な父とこのような比較をほとんどされることなくキャリアを歩んできた。選手として追いかけたのも、父の背中ではなく、同じポジションの先達のそれだった。
 多くのサッカーファンが、2世としてのテュラムを再認識したのが、ギャンガンがパリSGをホームに迎えたリーグ・アン第2節だった。試合前にマルキュスが、イタリアのレジェンド、ジャンルイジ・ブッフォンと親しげに会話をするその姿を見てだ。

 父リリアンとブッフォンはパルマとユベントスで約10年間を共にした盟友であり、まだ幼かったとはいえ、当然マルキュスも何度も顔を合わせていた。

 マルキュスはU-17からフランスの年代別代表に定期的に招集され、16年にはU-19代表の一員としてヨーロッパ・チャンピオンにも輝いた。

 順風満帆なキャリアを辿るかに思えたが、17年のU-20W杯を最後に、パタリと代表から呼ばれなくなってしまう。同世代には逸材がひしめき、彼らに遅れを取ってしまったのだ。

 イサ・ディオプ(ウェストハム)、リュカ・トゥザール、マルタン・テリエ(ともにリヨン)、アミンヌ・アリット(シャルケ。フル代表はモロッコを選択)、アラン・サンマクシマン(ニース)は目覚ましい活躍を続け、ムサ・デンべレ、ウセム・アウアー(ともにリヨン)が大きく脚光を浴びる。“エスポワール(希望という意味で、フランスU-21代表の愛称)”の列車に、乗りそびれてしまったのだ。
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