「ナカジマはポルティモネンセの宝石だ!」
ポルトガルで躍動する日本サッカー界の新鋭、中島翔哉は、ビッグクラブへのステップアップを叶えるかもしれない。その気運が現地で高まっている。
昨年8月にポルトガル1部のポルティモネンセに鳴り物入りで加入した中島は、欧州でのデビューシーズンながら躍動。公式戦10ゴール・12アシストという目に見える結果も残した。
今夏には、移籍も盛んに騒がれたが、クラブが放出を固辞したため、ポルティモネンセに残留した中島は、今シーズンは開幕から4試合でノーゴールとチームとともにやや苦しんだ。
しかし、ここにきて、再びメガクラブ垂涎の存在となりつつある。現地9月24日に行なわれたギマラエス戦(ポルトガル・リーグ5節)で、初得点を含む2ゴール・1アシストを記録すると、現地時間10月8日に迎えた大一番、ポルトガル屈指の強豪スポルティング戦では、2ゴール・2アシストとチームの全得点にからむ大活躍を見せ、4-2の勝利に貢献した。
昨年8月にポルトガル1部のポルティモネンセに鳴り物入りで加入した中島は、欧州でのデビューシーズンながら躍動。公式戦10ゴール・12アシストという目に見える結果も残した。
今夏には、移籍も盛んに騒がれたが、クラブが放出を固辞したため、ポルティモネンセに残留した中島は、今シーズンは開幕から4試合でノーゴールとチームとともにやや苦しんだ。
しかし、ここにきて、再びメガクラブ垂涎の存在となりつつある。現地9月24日に行なわれたギマラエス戦(ポルトガル・リーグ5節)で、初得点を含む2ゴール・1アシストを記録すると、現地時間10月8日に迎えた大一番、ポルトガル屈指の強豪スポルティング戦では、2ゴール・2アシストとチームの全得点にからむ大活躍を見せ、4-2の勝利に貢献した。
国内屈指の名門クラブを相手にした圧巻のプレーぶりに、現地メディアも唸りを上げている。ポルトガル紙『PUBLICO』は、「ナカジマはポルティモネンセに大金をもたらす価値ある宝石だ」と銘打った特集記事を掲載。そのなかでチアゴ・ピメンテル記者は、「移籍は時間の問題である」と推測した。
「今年4月に『ショウヤ・ナカジマが2000万ユーロ(約26億円)でレアル・マドリーに移籍?』という記事が南アルガルヴェの地方紙で報道された。その当時は完全なジョークだと捉えられていたが、今となっては、それが『非現実的だ』とは言えなくなっている。
そんなナカジマがビッグクラブへ移籍することに、もはや疑問を持つ者はいないだろう。むしろ、それがいつで、いかに高いレベルになるのか、ということに興味が注がれている」
さらに、「昨シーズンのポルトガルデビュー以来、ポルティモネンセのジャージを着て自身の持つポテンシャルを証明し続けている」とも中島を絶賛するピメンテル記者は、ポルティモネンセ会長の言葉を用いて、移籍の可能性について具体的に綴っている。
「ナカジマの進化はポルティモネンセの首脳陣を驚かせている。彼はクラブと2020年6月までの契約を結んでいるが、同時に1000万ユーロ(約13億円)の違約金契約も交わしている。それは来年1月31日を過ぎれば、2000万ユーロ(約26億円)になる運びだ。
ポルティモネンセのロドニー・サンパイオ会長は、『彼はあらゆるクラブに追われている。我々としてはナカジマを保持したいが、おそらく難しい。ただ、我々は800万ユーロ(約10億4000万円)のオファーを蹴っている。ウチの宝石は、条件に見合ったオファーが届いた時のみ出ていくだろう』と今年1月の時点でコメントしている」
中島には、ポルトやベンフィカといったポルトガルの強豪に加え、ウクライナのシャフタール・ドネツク、スペインのセビージャなど、国外のチャンピオンズ・リーグ常連クラブも関心を示している。
日に日に去就動向は熱を帯びているなか、24歳のサムライは、この先、いかなるキャリアを歩むのだろうか?