2年10か月ぶりのJリーグの試合は難しい状況で迎えることに
9日に加入が発表されたばかりの鈴木大輔がスタメン出場を果たした。彼にとって2015年J1第2ステージ17節、新潟戦以来、2年10か月ぶりのJリーグであり、日立台のピッチである。
「変わらずホームの雰囲気を久しぶりに感じることができた。自分個人としてはあのピッチに戻ってこられて幸せを感じた」
試合後、鈴木は感慨深そうに柏に戻ってきた感想を口にした。
復帰戦となった清水戦は、立ち上がりの空中戦の競り合いをはじめ、要所では「さすが」と思わせる強さを見せたが、クリスランや北川航也に背後を取られる場面や、味方選手と連係が噛み合わずに危ない場面を招くなど、本来の力を発揮したとは言い難かった。
スペイン2部のジムナスティック・タラゴナ退団以降も継続的にトレー二ングを続けてはいたが、最後に公式戦でプレーしたのは今年6月と、3か月間は実戦から遠ざかっていた。
「90分間、100%の力を発揮できる身体というのはまだまだだと思うので、試合の中でコンディションを上げながらやっていくしかない。続けていくしかない」
「変わらずホームの雰囲気を久しぶりに感じることができた。自分個人としてはあのピッチに戻ってこられて幸せを感じた」
試合後、鈴木は感慨深そうに柏に戻ってきた感想を口にした。
復帰戦となった清水戦は、立ち上がりの空中戦の競り合いをはじめ、要所では「さすが」と思わせる強さを見せたが、クリスランや北川航也に背後を取られる場面や、味方選手と連係が噛み合わずに危ない場面を招くなど、本来の力を発揮したとは言い難かった。
スペイン2部のジムナスティック・タラゴナ退団以降も継続的にトレー二ングを続けてはいたが、最後に公式戦でプレーしたのは今年6月と、3か月間は実戦から遠ざかっていた。
「90分間、100%の力を発揮できる身体というのはまだまだだと思うので、試合の中でコンディションを上げながらやっていくしかない。続けていくしかない」
鈴木自身が振り返ったとおり、コンディションや試合勘は、まだ本調子とは言えない状態だった。しかも清水戦のスタメンで鈴木と一緒にピッチに立った経験があるのは、桐畑和繁、中川寛斗、クリスティアーノの3人だけ。ポジションの近い最終ラインとダブルボランチに関しては皆無だった。コンディションや試合勘だけではなく、連係面も含めて鈴木にとっては非常に難しい中での復帰戦となった。
それでも大谷秀和は、鈴木が加入したこの1週間の存在感と、清水戦の90分間で示してくれた点を口にする。
「大輔は練習の時からいろいろな選手とコミュニケーションを取っている。今週来たばかりでチームの守備のやり方が手探りだったなかで、試合では自分の周りの選手にはとにかく声をかけ続けてくれた。ああいうあいつのポジティブな空気をチームに還元しなければいけないし、しばらく試合から遠ざかっていたから大輔はきつかっただろうけど、あいつのパーソナリティは今のチームには絶対必要」
それでも大谷秀和は、鈴木が加入したこの1週間の存在感と、清水戦の90分間で示してくれた点を口にする。
「大輔は練習の時からいろいろな選手とコミュニケーションを取っている。今週来たばかりでチームの守備のやり方が手探りだったなかで、試合では自分の周りの選手にはとにかく声をかけ続けてくれた。ああいうあいつのポジティブな空気をチームに還元しなければいけないし、しばらく試合から遠ざかっていたから大輔はきつかっただろうけど、あいつのパーソナリティは今のチームには絶対必要」