アンドレス・イニエスタが決めたJ初ゴールは、スーパーだった。
15分、この試合で左足の剥離骨折から復帰したルーカス・ポドルスキから絶妙なスルーパスを受けたイニエスタは、まったくため息の出るような鮮やかなターンでDFを振り切ると、巧みなタッチで飛び出てきたGKもかわし、冷静に右足のシュートでネットを揺らした。
その一連の動きは、まったく無駄がなく、まさにワールドクラス。見事なまでのゴールに、満員に近い24,731人が集まったノエビアスタジアムのボルテージを、最高潮にしてみせた。
「本当に喜んでいます。素晴らしいパスを受けて、良いゴールを決められた。それもホームスタジアムでできた。このまま勝点3を積み重ねてリーグを戦っていきたい」
来日初ゴールを喜んだイニエスタも、ポドルスキとの連係に手応えを感じているようだ。続けて、以下のように語っている。
「ルーカスのようなレベルの選手と分かり合うのは、ある意味簡単なこと。これから大事なのは、お互いのコンディションをどんどん上げていって、さらに良い結果を残せるようにやっていくこと」
元ドイツ代表のポドルスキとの関係も良好。ついに共演を果たしたふたりのスーパースターが神戸を力強く牽引する。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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