ついに“魔法使い”がＪのゴールをこじ開けた。
 
　土曜日のＪ１リーグ第21節、ヴィッセル神戸vsジュビロ磐田戦の15分だ。右サイドから中央へ切れ込んだ神戸のルーカス・ポドルスキが左足で絶妙なスルーパスを送ると、呼応したアンドレス・イニエスタが華麗なタッチ＆トラップでマーカーを外し、そのまま相手GKをも抜いてゴールに蹴り込んだ。スペインのカリスマが決めた来日初ゴールは日本中を熱狂させただけでなく、欧州で戦うサムライたちをも刺激したようだ。
 
　ガラタサライの日本代表DF長友佑都は自身のツイッターで「ポドルスキからイニエスタ。ポドルスキのパススピード、イニエスタのトラップ」と綴り、「もう笑いがでたわ。。」で締めた。あまりの超絶技巧を目の当たりにして、呆気にとられたといったところか。ちなみに長友はその前の投稿で、「未来なんてどうなるかわからないけど、過去に捉われず、ただひたすら今を楽しみ、今を一生懸命生きる。そして行動。成功する人はみんな「今」行動している。今日の自分を明日ではなく、今の自分を今超える」と意味深な熱いツイートをアップしていた。

 

　かたやボルシア・ドルトムントのMF香川真司はＪリーグ公式ツイッターのイニエスタ・ゴール動画をリツイートしつつ、「イニエスタ…」とポツリ一言のみ呟いている。もはや説明不要、言葉などいらないということだろう。
 
　やはり遠い欧州の地で戦う彼らにとっても、イニエスタの動向は気になってしょうがないようだ。