巧みな動きでフリーの状況を作り出す
5月29日(現地時間)、国際親善試合でアルゼンチンはハイチを4-0で下した。
ボカのホーム、ボンボネーラで行なわれた一戦、大観衆が見つめるなかでアルゼンチンは最初から主導権を握り、17分に早くも先制ゴールを奪う。ロ・チェルソがペナルティーエリア左側を突破しようとして倒されて得たPKを決めたのは、エースのメッシだった。
ボカのホーム、ボンボネーラで行なわれた一戦、大観衆が見つめるなかでアルゼンチンは最初から主導権を握り、17分に早くも先制ゴールを奪う。ロ・チェルソがペナルティーエリア左側を突破しようとして倒されて得たPKを決めたのは、エースのメッシだった。
冷静にゴール左隅に決めた背番号10は、巧みな動きでフリーな状況を作り、チャンスに絡んでいく。前半は1ゴールに終わったものの、後半に入ってその得点力が爆発した。
58分、パボンが左サイドで粘ってクロスを入れると、ファーサイドでフリーを受けたメッシは難なくゴールに押し込んで2点目。さらに66分には、自身が起点となった攻撃から、ロ・チェルソのヘッドを相手GKが弾いたところを詰めてハットトリックを達成した。
その3分後には、カウンターからアグエロに完璧なスルーパスを通し、アシストを記録したメッシ。90分間、ピッチに立ち続けたエースは、チームの全得点に絡む活躍を見せ、改めてその存在の大きさを示した。
アルゼンチンの出場メンバーは以下の通り。チームは今後、6月9日にエルサレムでイスラエルと最後のテストマッチを行なった後、本大会に臨み、16日にアイスランド、21日にクロアチア、26日にナイジェリアと、グループステージを戦う。
GK:カバジェロ
DF:サルビオ、ファシオ(→ロホ)、オタメンディ、タグリアフィコ(→アクーニャ)
MF:マスチェラーノ、ロ・チェルソ(→バネガ)
2列目:ランシーニ(→メサ)、メッシ、ディ・マリア(→パボン)
CF:イグアイン(→アグエロ)
なお、5月30日に行なわれた、他のW杯出場国のテストマッチの結果は以下の通り。
パナマ 0-0 北アイルランド
ペルー 2-0 スコットランド
得点:クエバ(37分)、ファルファン(47分)