「国をひとつにするには重要なトロフィーが必要」

マンチーニ体制で一からの再スタートを切ったアッズーリ。1958年スウェーデン大会で予選敗退を喫した後は、タイトル獲得までに10年を要したが、今回はどうか!? (C) Getty Images
イタリア代表の新指揮官に就任したロベルト・マンチーニ監督が5月15日(現地時間)、会見に臨んだ。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、マンチーニ監督は「代表監督になるのは普通のことじゃない。かなり感動しているし、簡単な選択だった。誇りに思う」と、喜びを露にした。
「代表監督になるのは、全ての指導者にとって最大の願いだ。私は長年、指揮を執ってきた。正しいタイミングだと思っている」
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、マンチーニ監督は「代表監督になるのは普通のことじゃない。かなり感動しているし、簡単な選択だった。誇りに思う」と、喜びを露にした。
「代表監督になるのは、全ての指導者にとって最大の願いだ。私は長年、指揮を執ってきた。正しいタイミングだと思っている」
アンドレア・ピルロのテクニカルスタッフ入りや、ジャンルイジ・ブッフォンが6月のトリノでの国際親善試合で“ラストゲーム”を迎えるかどうかについて、マンチーニ監督は本人と話してからと述べるに止まった。
確かなのは、60年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリアが、復活を求められているということだ。まずはEURO2020が目標となるマンチーニ監督は、「イタリアを、イタリアに相応しい場所へと戻したい」と意気込んだ。
「欧州、そして世界の頂点だ。イタリアはEUROであまり優勝していない(1968年大会のみ)。簡単ではなく、やるべき仕事はたくさんあるが、我々には可能なはずだ」
もちろん、責任と重圧は計り知れないが、マンチーニ監督は「勝てなければ(国民)5000万人が自分に怒るだろう。だが、勝てばさらなる満足感となる」と、勝利の重要性を強調した。
「代表監督が全員を納得させるのは難しいことだ。ファンにはそれぞれのサッカーの見方がある。だが、ひとつにまとめるには、重要なトロフィーを勝ち取る必要があるんだ」
そのためには、質の高い選手たちが必要となる。だが、マンチーニ監督は「困難な時期でも、イタリアではクオリティーのある選手たちを見つけることができる」と強調。噂されるマリオ・バロテッリ(ニース)の代表復帰についても、好意的な見解を示した。
「バロテッリとは話していく。おそらくは、彼を呼ぶことになるだろう。(チェーザレ・)プランデッリ時代のEURO(2012年大会)の時のような彼をまた見たい」
インテルとマンチェスター・Cで師事した“愛弟子”バロテッリは、再びアッズーリのユニホームを着られると確信しているのかもしれない。インスタグラムのプロフィールは、「ニース、そしてイタリア代表のストライカー」に変えられている。