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「これでナガトモの完全移籍が…」長友佑都とガラタサライに朗報!? インテルが熟練SBを獲得か

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月09日

ガーナ代表DFアサモアを移籍金ゼロで

問題は買い取り額なのか、それともSBの頭数なのか。インテルの真の考えがいまひとつ読めない。長友のガラタサライ完全移籍に向けた交渉が長引いている。(C)Getty Images

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 インテルからガラタサライへの完全移籍を望んでいる長友佑都。決まりそうで決まらないもどかしい日々を過ごしているが、5月8日、ひとつのニュースが飛び込んできた。
 
 イタリアの全国紙『La Gazzetta Dello Sport』が報じたのは、今シーズンいっぱいでユベントスとの契約が満了するDFクワドォー・アサモアの去就について。このガーナ代表DFのインテル移籍が近づいているというのだ。
 
 契約期間は3年で、アサモアに提示された年俸は350万ユーロ(約4億5500万円)。ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の関係でUEFA(欧州サッカー連盟)の調査対象となっているインテルは、今夏の補強費用が制限されている。移籍金ゼロでの名手獲得は、まさに願ったり叶ったりの展開だろう。

 
 この報道を受けて、トルコ紙『fotoMac』が「ナガトモとガラタサライに朗報」と題して論調を掲載。「アサモアの獲得によって、サイドバックの頭数を確保しておきたいインテルのニーズは満たされるだろう。今後のナガトモの完全移籍を巡る交渉はスムーズに進むはずだ」と記した。
 
 現在インテルは、右SBのレギュラーであるジョアン・カンセロの買い取りを画策中だ。レンタル元のバレンシアに対してオプションを行使する予定ながら、買い取り額は3500万ユーロ(約45億5000万円)と高額で、持ち出しではFFPに抵触してしまう可能性が高い。チャンピオンズ・リーグ出場による莫大な収入を見込むが、こちらも厳しい情勢で、買い取りの断念を視野に入れている。
 
 左SBにはダウベルトがいて、ダビド・サントンとダニーロ・ダンブロージオは左右どちらでもプレーができる。ここに左サイドの専門家であるアサモアが加われば、もはや長友を留め置く必要はなくなるというのが同紙の読みだ。
 
 ガラタサライが望む300万ユーロ(約4億円)に対して、インテルがつけた長友の値札は500万ユーロ(約6億5000万円)から700万ユーロ(約9億円)とも言われる。ガラタサライのムスタファ・センギズ会長は先日、「まるでマラドーナのそれと同じくらいのものだ」と、インテル側の吹っ掛けに苦言を呈していた。
 
 長友とガラタサライはロシア・ワールドカップの開幕までに交渉をまとめたい意向だが、はたしてどうなるか。ひとまずは残り2節となり、3年ぶり21回目の優勝が懸かるトルコ・リーグに集中するほかない。
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