ブンデスリーガ第30節
シャルケ　－　ドルトムント
４月15日（日）15：30（日本時間22：30）キックオフ／フェルティンス・アレーナ（ゲルゼンキルヘン）
 
シャルケ
前節までの成績：２位　勝点52　15勝７分け７敗　45得点・33失点
ドルトムント
前節までの成績：３位　勝点51　14勝９分け６敗　57得点・39失点
 
注目ポイント
●ここまでの通算成績ではドルトムントがリードも直近４試合は引き分け
●CL出場権争いの上では引き分けすら許されない厳しい一戦に
●前節で集中力を欠いたシャルケは堅守を取り戻せているか？
●香川は今節も欠場のドルトムント。バチュアイ、ロイスが攻撃の鍵握る

　伝統の「レヴィア・ダービー」。13節の対戦では、ホームのドルトムントが序盤で４点を先取したものの、後半アディショナルタイムにシャルケが追い付くという衝撃的かつ劇的な試合となった。
 
　堅い守備を武器に安定して上位を走っているシャルケに対し、脆弱な守備によって乱高下を繰り返したドルトムントという、今シーズンは対照的な道のりを辿っている両チームの対決は非常に興味深い。
 
　リーガにおいて残された興味のひとつであるチャンピオンズ・リーグ（CL）出場権争いにおいても、この直接対決は重要な意味を持つ。７位RBライプツィヒまでの勝点差が５という僅差のなかでは、引き分けすら許されない状況であり、直近４試合はドロー決着に終わっている伝統の一戦は、非常に厳しく激しいものとなるだろう。
 
　シャルケは前節、最下位（当時）ハンブルクに気迫負け（２-３）。自慢の守備でも集中力を欠いて凡ミスを繰り返すなど、これまでの試合ぶりからは考えられない内容に終わったが、この部分の改善なくして３位チーム相手の勝利はあり得ない。
 
　対するドルトムントは前節、シュツットガルトに３-０と久々の大勝を飾っている。今シーズンはアウェーマッチで強さを発揮しており、またシュテーガー体制下ではバイエルン戦を除けばリーガで無敗を維持していることもあって、勝利への機運は高まっているようだ。
 
　全体練習に復帰した香川真司は今回も欠場することになるが、ゴール量産中のバチュアイ、復帰して即活躍を見せているロイスらを擁する強力攻撃陣は、堅守を誇るシャルケにとっても封じ切るのは容易ではないだろう。
 
　一方、シャルケも攻撃では、決定的な仕事ができるゴレツカ、そしてカリジューリの突破力などタレント揃いであり、セットプレーではCBナウドが圧倒的な空中戦での強さを発揮する。
 
　なおこの一戦、ここまでの通算成績は、（シャルケ側から見て）リーガでは30勝29分け32敗、全コンペティションでは41勝41分け49敗と、ドルトムントがリードしている。