「頻繁にW杯に出られるわけではないので」

坊主になっても、バルデラマと分かるだろうか……。 (C) Getty Images

鮮烈な印象を残した90年W杯。守備的なプレッシングサッカーが世界に広がりつつあった時期、クラシカルなパスサッカーのコロンビアは貴重な存在だった。そのチームをコントロールしたのがバルデラマである。 (C) Getty Images
チームとしての戦い方が固まっておらず、本大会に向けては課題が山積みとされるコロンビアだが、今シーズンよりバイエルンでプレーするエースのハメス・ロドリゲスは以前の輝きを取り戻し、他にも多くのワールドクラスを擁しており、ロシアでも多くの注目を集めることは間違いない。
日本にとっては、決勝トーナメント進出を目指す上での大きな障壁であり、また4年前に大きな失望(1-4の完敗)を味わわされた相手であるコロンビアは今夏、前回大会で達成した同国最高成績であるベスト8以上の結果を狙っている。
ファンやメディアだけでなく、かつて国の代表選手として活躍したOBたちも、後輩に偉業達成の期待をかけている。1980~90年代に活躍し、同国史上最多のキャップ数111を誇るコロンビア・サッカー最高のレジェンド、 “エル・ピベ”カルロス・バルデラマもそのひとりだ。
大会期間中はコメンテーターとしてロシアに滞在する予定だという、かつてのエレガントなゲームメーカーは、ロシアのテレビ局に対して、「コロンビアは頻繁にW杯に出られるわけではないので、このチャンスを活かさなければならない」と語っている。(『FourFourTwo』より)
そして彼は、「もし我々の代表チームが世界王者になったら、私は頭を丸めてもいい」とも! そのライオンヘアとも呼ばれる、特徴的なブロンドのアフロヘアを剃り落とすと約束したのだ。
現役時代に比べれば、幾らかボリュームは落ちたものの、今でもその髪型を見ればバルデラマと分かるトレードマークのライオンヘア。それがなくなったバルデラマの坊主姿、見たいような見たくないような……。
コロンビアといえば、バルデラマらの活躍により90年イタリア大会でポジティブな印象を残し、94年アメリカ大会では戦前に優勝候補にも挙げられたが、結果は無残なグループステージ敗退。さらには、これに端を発してアンドレス・エスコバルの悲劇にも見舞われることとなった。
前回大会で好成績を残してロシアに向かう今回も、当時と状況は似ているが、前述のように問題を抱え、ブックメーカーの優勝予想オッズでも9番目と優勝候補ではない。そこからサプライズを起こせるか。そして、スキンヘッドのレジェンドという微笑ましいニュースを世界に発信できるか。日本との対戦も含めて、要注目だ。
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