今冬、14年ぶりに古巣フェイエノールトに復帰し、オランダ・サッカー界に舞い戻ったロビン・ファン・ペルシ。34歳になったレジェンドが、全盛期を彷彿させる圧巻ゴールを蹴り込んだ。
 
　現地時間２月18日のエールディビジ24節、ヘラクレス・アルメロ戦だ。１月の移籍後初先発を飾ったファン・ペルシは、４－２－３－１システムのトップ下に入り、キックオフ直後から積極果敢な姿勢を見せる。すると59分、ゴール前22メートルの位置でボールを受けるや、自慢の左足を一閃！　相手ＤＦに当たって少しコースが変わったボールはゴールに吸い込まれていった。２試合ぶりのゴールで、６戦２発と調子を上げている。
 
　精力的に守備もこなしたストライカーは73分にお役御免となり交代。本拠地デカイプでは盛大なスタンディングオベーションが展開された。試合はこのゴールが決勝点となり、フェイエノールトが１－０で勝利。リーグ４位をキープしている。
 
　ゲーム終了後、ファン・ペルシの公式ツイッターには祝福と賛辞のメッセージが相次いだ。「いかにもロビンらしいゴールだったね。流石だよ」や「素晴らしい左足は健在だ！」「もっとスタートから見たいよ」などなど、世界中の言語で書き込まれている。オランダの全国紙『De Telegraaf』は「ここぞで決めるあたりはお見事」と称えつつ、選手本人のコメントを掲載した。
 
「軽いインパクトだったからどうかなと思ったけど、なんとか入ったね。相手にも当たったし、ちょっとラッキーだったよ（笑）。ここに戻ってきてもう４週間が経った。日に日にフィットしてきてるし、シーズン終盤に向けてもっといいパフォーマンスをお見せできると思う」
 
　ちなみにファン・ペルシは連日、ピョンチャン冬季五輪をテレビ観戦しているようで、とりわけオランダ勢が金メダルラッシュのスピードスケートに熱中。同紙の取材に対して「とても刺激になっているし、誇りに思うよ。とくにスベン・クラマー（男子5000メートル・金メダリスト）が最高だった」と語っている。