【セルジオ越後】アントラーズ復帰の内田は選手として生き残れるかラストチャンスだ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2018年01月09日

古巣でも結果を残せないと……。

7年半ぶりに鹿島へ復帰した内田。ただ右膝の状態を含めコンディションには不安が残る。(C)Getty Images

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 新シーズンに向けて各クラブが補強に動いているなか、話題を集めているのがアントラーズに復帰した内田だ。
 
 Jリーグでのプレーは実に7年半ぶり。ここ数年は右膝の怪我に苦しみ、リハビリ生活を強いられてきただけに戦力として計算できるかは未知数だが、注目されているのは事実だね。
 
 昨夏には復活を期してシャルケからウニオン・ベルリンに移籍したが、負傷が重なり満足な結果を残せなかった。それだけに彼にとって今年は勝負の年だと捉えられる。サッカー選手として生き残れるかラストチャンスになるはずだ。
 
 日本代表からも遠ざかっており、このまま行けばロシア・ワールドカップ出場は絶望的だと言える。アントラーズで復活できなければ、“引退”という選択肢が出てもおかしくないんだ。怪我が原因でピッチを後にした選手は数え切れないし、内田がそうなる可能性は否定できない。
 
 ただ、内田はまだ29歳と働き盛りだし、個人的にも再び輝きを取り戻してもらいたいと願っているよ。チームメイトにドイツで得た経験を伝えるだけでなく、プレーヤーとして貢献してもらいたいね。言葉よりも身体で示す――それがサッカー選手として一番大切なことだから。
 
 2017年のアントラーズはまさかの無冠に終わった。積極的な補強に打って出てACL制覇も視野に入れながら最後までタイトルに手が届かなかった。雪辱を誓う新シーズンは内田の加入を起爆剤にしたいと考えているだろうし、彼にかかる期待は大きいよ。
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