【横浜|育成レポート】シティへの短期研修で広がる可能性

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2017年10月04日

“本場”の雰囲気に触れ、意識も変わってくる。

シティへの短期研修で貴重な経験を積んだ椿(写真左)と棚橋(同右)。アグエロ(同中央)との記念写真も。(C)Manchester City Football Club

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 横浜がマンチェスター・シティ(以下、シティ)のホールディング会社であるシティ・フットボール・グループと資本提携を伴うパートナーシップを締結したのは、2014年5月。以来、両クラブ間では様々な取り組みが進められてきたが、そのうちのひとつが、ユース選手のシティへの短期研修だ。
 
 本プログラムは14年から実施され、4回目を迎えた今年は、ともに17歳の椿直起と棚橋尭士が渡英し、約2週間(期間は8月3日から8月19日)に渡って、シティのU-18チームでトレーニングに励んだ。
 
 両選手とも、シティの世界でもトップクラスの施設に驚きつつ、「ボール回しとか、パススピードが速かった」(椿)、「オンとオフの切り替えがはっきりしていた」(棚橋)と、それぞれ感じる部分があったようだ。
 
 もっとも、ふたりが声を揃えたのは、技術的な面では十分に「通用する、やれる」ということ。ドリブラーの椿は力強く局面を打開し、ストライカーの棚橋は紅白戦でゴールを挙げるなど、持ち味をピッチ上で発揮。シティの各世代を統括するジェイソン・ウィルコックス氏も「技術的には、日本人選手は世界のどこでプレーしても良い印象があります」と評価した。
 
 ただし、それはマイボールにできた時の話で、「最初はなかなかパスが来なくて、難しかった」(椿)という。そこで痛感させられたのが、“要求”の重要性だ。シティの選手たちは、「思わずパスを出してしまうほど強く要求してくる。出さなければ怒る」(椿)ぐらいで、「確実に向こうの状態は良くないけど、それでも要求してくるあたり、日本とは違うなって感じた」(棚橋)。
 
 優れた技術も、ボールが足もとになければ表現できない。プレーで自分を強くアピールするためにも、自己主張の大切さを学べたのは大きい。
 
 たとえ短い期間でも“本場”の雰囲気に触れ、実際にプレーすることで、意識も変わってくる。高校1年から2種登録されている椿は、「来年はトップの試合に関わりたい。トップを意識しながら、ユースで自分の良さを出していければ」と意気込めば、棚橋は「アグエロが好きなんですけど、くさびの落としのパスの質が高くて、動き直しもこまめ。あの人にボールが渡ったら、何か起こりそうな雰囲気があった」と、シティのトップチームの練習を見学し、大きな刺激を受けたようだ。
 

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