香川に移籍の可能性。理想の新天地はあの躍進クラブか?

カテゴリ:海外日本人

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年04月29日

「最終的な決断を下していないのは香川のほう」

今夏の去就が注目を集めている香川。コンスタントに出場機会を得られない今の状況を本人はどう捉えているのだろうか。(C)Getty Images

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 香川真司の身辺がにわかに騒がしくなってきた。2018年6月で切れるドルトムントとの現行契約を、いまだに延長しないのはなぜか? ドルトムント側に延長の意思がないのか、あるいは香川が移籍を望んでいるのか――。現時点では具体的な動きがなく、様々な憶測を呼んでいる。
 
 現実味に欠けるのは、一部メディアで報じられている「ドルトムントが今夏に香川の売却に動く」というシナリオだ。クラブの繁栄に貢献した功労者に対しては、退団を望まない限りは最大限の敬意を払って慰留に務めるのが、ドルトムントの基本方針。換金の対象に含めるなどはもってのほかで、そうした冷遇は地元愛が強いサポーターが最も嫌う行為だ。

 実際、4月25日には10-11シーズンのブンデスリーガ優勝の原動力となった司令塔ヌリ・シャヒンと18年で切れる契約を1年延長している。R・マドリーから復帰した13年1月以降は怪我を繰り返し、これといった活躍をしていないにもかかわらず、だ。
 
「最終的な決断を下していないのは香川のほう」
 
 4月上旬に専門誌『キッカー』がそう報じたように、香川が契約延長を保留している可能性は低くない。今シーズンは24節のヘルタ・ベルリン戦以降は先発出場の機会が増えたとはいえ、それ以前はベンチスタートが大半で、ビッグマッチでは起用されないケースが多かった。バイエルンとのDFBカップ準決勝(4月26日)でも、結局トーマス・トゥヘル監督から声は掛からなかった。
 
 コンスタントに出場機会を得られない現況に、香川が満足しているはずはなく、ドイツU-21代表の有望株マフムード・ダフード(ボルシアMG)の加入が決定している来シーズンは、さらにベンチを温める機会が増えるかもしれない。
 
 こうした状況を考えれば、香川が移籍に傾いたとしても不思議はない。
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