【高円宮杯】欠落していた“生命線”。タレント軍団・FC東京U-18はなぜ敗れたのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2017年04月09日

久保&平川が決めた美弾の裏側で──。

攻守両面で抜群の“個”を発揮した平川だが、試合後は「プレミアリーグは厳しい。攻め切れなかった」と反省の弁。写真:松尾祐希

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 FC東京U-18と清水エスパルスユースのプレミアリーグEAST開幕戦では、じつに5つのゴールが生まれた。
 
 FW久保建英の「ペナルティーエリア手前は得意なポイントだと思うし、安定感もある。枠にも必ず行く」(FC東京・佐藤一樹監督)というゴール正面からのFK弾を含め、両チームの全得点がハイクオリティー。スタジアムに足を運んだ観客からすれば、終了間際の劇的な決勝ゴールもあり、大いに盛り上がれる試合展開だった。しかし、派手な撃ち合いは“FC東京らしくない”。昨季のチームが大味な試合を見せることは、ほとんどなかったからだ。
 
 17分、FC東京は一瞬の隙を清水に突かれる。FW平墳迅(3年)にセンターサークルを超えたところから、ロングシュートを決められた。以降も、らしくない試合運びが続く。25分に久保が観客の度肝を抜く直接FKをねじ込んだが、直後の28分に被弾。後半はリズムを掴んで66分にMF平川怜が同点弾を決めたが、最後はアディショナルタイムに力尽きた。
 
 なぜこのような試合運びをしてしまったのか。理由は明白。球際のところで競り勝てず、集中力の欠けたプレーが多かったからだ。
 
「自分勝手にやるのではなく、良さを出しながら、チームのために頑張って行く。そういうところを今年も大事にしながら、やっていかないといけない」とは佐藤監督。とくに決勝点となった失点はその指摘を象徴するシーンだ。
 
 スローインを簡単に中に入れさせてしまい、相手は容易くエリア内に侵入。最後は強引にこじ開けられ、FW鈴木魁人にシュートを決められてしまった。指揮官は「前のめりになりすぎて、ボールを奪い切れないシーンが目立った。(決勝点の場面も)最後のところでボールをこぼしていたし、あのようなことをしてはいけない。あそこがウチの生命線」と話す。まさしく、FC東京の強さを支えてきた肝の部分だ。
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