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【コラム】プレミアリーグにとって「縁起もの」? 1年の結末を予期するクリスマスシーズンの到来

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2016年12月21日

リーグタイトルの奪取に「チーム一丸」を強めるチェルシー。

コンテ監督の下、結束力を高めるチェルシー。11連勝という破竹の勢いで勝ち進み、クリスマスを首位で迎えた彼らを止めるチームは現れるのか(C) Getty Images

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 シーズンの折り返し地点を目前に、リーグ順位の意味が増し始めるクリスマスシーズン。12月25日当日の順位は毎年、プレミアリーグでも「縁起もの」としても注目の的だ。
 
「首位でクリスマスを迎えたチームは、プレミア王者となる」
 
 このジンクスは吉兆として、プレミアリーグ・ファンから理解されている。実際には、イングランドのトップリーグが「プレミア」として衣替えした1992年以降、クリスマスに首位だったチームが優勝した率は5割止まりだ。
 
 だが同時に、毎年のように「過去最大の激戦」と言われる近年は、クリスマスシーズンを首位で折り返したチームが過去5年間で4度プレミア王者となっていることも事実だ。
 
 昨シーズンは降格候補として開幕を迎えたレスターが、クリスマスを首位で折り返し、奇跡の優勝を果たしたことで、改めて“クリスマス首位”の縁起の良さが示された。
 
 今シーズンの首位はチェルシーだ。17節で達成したリーグ戦11連勝を『サンデー・タイムズ』紙のスポーツ1面では、「ツリーのてっぺん」という見出しで報じ、ジンクスが強調されていた。
 
 チェルシーがプレミア首位でクリスマスを迎えるのは、今年で5回目。過去4回は、いずれもリーグ王者としてシーズンを終えている。そして、今シーズンのチームも、識者間で「弱点が見当たらない」とまで言われ、いよいよ優勝候補筆頭と目されるようになった。
 
 その識者の1人であるティエリ・アンリ(TV解説者)は、タイトルレースを戦い抜けるとする理由として「一体感」を挙げているが、3バックへのシステム変更でチームを最大限に機能させているアントニオ・コンテ監督は「結束力」の強化にも懸命だ。
 
 通常、監督はビデオ出演で済まされるチェルシー職員のクリスマスパーティーに、今年はコンテが“生身”で出席して、「クラブ一丸」の色を強めているのだ。
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