【川崎】U-19優勝から帰国後即スタメン! 三好康児がG大阪相手に見せたキレ味

カテゴリ:Jリーグ

安藤隆人

2016年11月06日

優勝メンバーの中で唯一の先発出場。

G大阪戦でスタメン出場した三好は、チーム2点目を奪うなど好調なパフォーマンス。多くのチャンスも作り出した。写真:田中研治

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 有言実行だった。
 
「世界大会に出てくるチームはこんなレベルじゃない。スタメンを獲っただけではダメだと思います」
 
 バーレーンの地で明確な目標を掴んだ男の目は、本気だった。
 
 U-19日本代表MFの三好康児は、U-19アジア選手権決勝戦の翌日の10月31日深夜に帰国をすると、1日にチームに合流。
「(風間八宏)監督からは特に何も言われずにそのまま(笑)」(三好)レギュラー組として練習に参加をすると、3日のJ1セカンドステージ最終戦のホーム・G大阪戦にスタメン出場を果たした。
 
 U-19日本代表優勝メンバーの中で、唯一のスタメン出場。三好は慣れ親しんだホーム等々力のピッチで、「サイドがけっこう空いていたので、あそこで前向きにボールを受けられれば(突破は)出来ると思っていた。仕掛けていこうと思って試合に臨んだ」と、立ち上がりからキレのあるプレーを連発した。
 
 1-0と川崎リードで迎えた16分、鋭い出足でボールをインターセプトすると、そのまま左足で強烈なミドルシュート。枠を捉えるが、これはGK東口順昭の好守に阻まれた。直後の18分、三好から大久保嘉人に展開をすると、大久保のロビングパスをゴール前でエウシーニョが落としたボールに反応し、左足でゴール右隅を正確に射抜いた。
 
 さらに36分、鋭いターンから縦に抜け出し、長谷川竜也へラストパスを送り込むが、長谷川のシュートはGKに阻まれる。続く38分には再びドリブルから大久保にラストパスを送るが、大久保のシュートも東口がセーブ。44分には、自らがドリブルから強烈なシュートを放つが、これは枠の外。1点に留まったが、前半は三好が川崎の攻撃のリズムを作り出していた。
 
 後半に入っても川崎26番の勢いは衰えない。開始早々の46分に左足で狙い澄ましたシュートを放つが、これは左ポストを直撃。74分にはドリブルで2人を交わして、交代出場の中野嘉大へラストパス。75分にはミドルシュートでゴールを脅かした。しかし、決定機をことごとく逃し続けたチームは、G大阪の反撃に遭い、2−3と逆転されてしまう。直後、三好には交代が告げられた。
 
「失点してからもう一回持ち直す力を持たないといけない。チャンスを作るつもりで試合に臨んでいる。まだまだ得点やアシストをするチャンスはあった。課題が多かった試合だと思います」
 
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