ポグバ? アザール? いや、違う。プレミアリーグで今、最も注目すべきはこの男だ!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年11月05日

際立つ右足の精度とパンチ力。

3-1で勝利したチャンピオンズ・リーグのバルセロナ戦でも躍動したデ・ブルイネ。1-1で迎えた51分には、強烈なFKを突き刺してチームに勢いをもたらした。 (C)Getty Images

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 プレミアリーグで今、もっとも注目すべき男はだれか――。ポール・ポグバ? ズラタン・イブラヒモビッチ? エデン・アザール? いや、違う。胸を張って推せるのが、マンチェスター・シティのMF、ケビン・デ・ブルイネだ。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ新監督の下、高度なボールテクニックと戦術眼を活かしてパスワークに絡みながら、アタッキングサードで決定的な仕事を連発している。
 
 際立っているのが、右足の精度とパンチ力だ。サイドから放つクロスは高い確率でターゲットを捉える。シュートレンジは広く、機を見て撃ち込む抑えの利いたミドルは、ほとんど枠を外さない。
 
 なにより相手の脅威となっているのが、直接FKだろう。今シーズンはすでに2ゴールを決めている。1点目はプレミアリーグ5節のボーンマス戦(9月17日)、ジャンプした壁の下を巧みに抜いて、ネットを揺らした。
 
 2点目はチャンピオンズ・リーグ4節のバルセロナ戦(11月1日)だ。ゴールまで約20メートルの距離。力強く蹴り出されたボールは、壁を越えたあと勢いを保ったまま鋭く落ち、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが懸命に伸ばした手を弾いて突き刺さった。最も得意とする軌道だ。
 
 デ・ブルイネの活躍ぶりは、データにも表われている。以下はプレミアリーグにおける数字だが、アシストはリーグ最多の5つ。1試合平均のデータに目を向けると、シュートに繋がったパスを示すキーパスが2.8本(6位)、シュート数がMFながら3.2本(9位)、クロス数が2.3本(4位)、スルーパスが0.4本(3位)と総じてアベレージが高い。
 
 セルヒオ・アグエロやラヒーム・スターリングとともに、今シーズンのシティで最もゴールの香りが漂うプレーヤーの一人である。
 
 まだ25歳。智将グアルディオラの下で、どこまで進化を遂げるのか。デ・ブルイネが右足を振り抜くとき、何かが起こる――。

文:ワールドサッカーダイジェスト
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