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【横浜FC×京都】Jのピッチで11年越しの初対戦。浦和ユース出身の“心友”が誓う次なる再会

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年09月21日

「一緒に試合ができて楽しかったし、良い刺激になった」(佐藤)。

11年越しの初対戦が実現。お互いにチームの中心選手として意地を見せた。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2第32節]横浜FC2-0京都/9月18日/ニッパツ

「お前のせいで疲れたよ!」
 
「疲れた? でも、楽しかったでしょ?(笑)」
 
 プレーオフ進出圏内を争う大一番の裏で、懐かしの再会が実現していた。
 
 横浜FCのボランチ佐藤謙介と、京都のFWエスクデロ競飛王。ふたりは浦和下部組織出身の同期で、お互いを知り尽くす“心友”だ。エスクデロは2005年に16歳でトップチームに昇格。対する佐藤は中央大に進学した後、11年に横浜FC入りしたが、エスクデロが海外(韓国、中国)へ移籍したこともあり、ふたりがピッチで相見えることはなかった。
 
 エスクデロがJリーグに復帰し、同じJ2の舞台に立った今季も、5月28日の15節では佐藤が出場停止で対戦はお預け。さらに約4か月を経て、ついにサッカーの神様は邂逅の場を与えたのだった。
 
 FWとボランチ。2トップの一角に入ったエスクデロがボールを受けようと中盤まで下がるため、ふたりがマッチアップしかける場面は何度かあった。しかし、横浜FCは佐藤とボランチコンビを組む中里崇宏が対エスクデロの“防波堤役”となり、佐藤はウィークサイドのケアをしながらカバーに回る。それゆえ、球際で直接激しいバトルが展開される回数は限られた。
 
 それでも、身長171センチのエスクデロが持ち味のダイナミックなドリブルで、約50メートルの距離を独走したり、DF2枚を弾き飛ばしてゴールに迫れば、佐藤は押し込まれがちなチームを落ち着かせ、巧みにゲームをコントロール。お互いに中心選手として、意地を示し合った。
 
 試合後、佐藤はエスクデロとの対決について、「なんすかね、あの(ゴツい)身体は(笑)。疲れました」と振り返り、次のように続けた。
 
「まあでも、僕はセル(エスクデロ)の特長を知っている。(身振りを交えながら)これくらいスペースを開けてもドリブルして来ないのは分かっていますから。なかなかバチンと(真正面から)当たる場面はなかったですけど、こういう場所で一緒に試合ができて、すごく楽しかったです。良い刺激になりました」
 
 一方のエスクデロも、約11年の月日を噛みしめながら「こういう真剣勝負をやれるのはものすごく幸せなこと。嬉しかったですね」と語る。
 
「やっぱり上手いですよね、謙介は。パスひとつとっても、アルゼンチンで言ったら“サッカーをきれいにする”仕事ができる選手。ごちゃごちゃのところから、誰もいないところにパスを出せる。そういった技術や頭の良さは、ユースの頃からありましたから」
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