Jリーグの“あるべき姿”を求めて――。再び1シーズン制に移行するのか?

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年09月20日

「2ステージやチャンピオンシップを変えるならば、それに匹敵するような利点を提示する責任がある」

一部報道のあった1シーズン制への移行決定は否定。Jリーグの“あるべき姿”を考え、11月までには何かしらの結論を出す見込みだという。 (C)SOCCER DIGEST

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 9月20日、第8回Jリーグ理事会が行われ、村井満Jリーグコミッショナーが記者会見に臨んだ。Jリーグクラブライセンスの判定結果の発表や、今年7月に締結されたパフォーム社との10年約2100億円の放映権料を活用した経営戦略のほか、大会方式についても話題が及んだ。
 
 2ステージ制を導入して2シーズン目も佳境を迎えるなか、先日、一部のスポーツ紙で「来季から1シーズン制へ」と報じられた。村井チェアマンは、「すでに決まったように報じられていますが、決まっておりません」と決定事項・既定路線であることを否定。「ただ、議論をしております」と現在の状況を説明した。
 
「露出機会やファン・サポーターに関心を持ってもらうための工夫は、パフォーム社からお金(放映権料)が入ったからと言って、すべて解決できるわけではない。2ステージ制やチャンピオンシップを変えるならば、それに匹敵する、もしくはそれに近いような努力や利点を我々は提示する責任があると感じています。こういう宿題を抱えながら、Jリーグが“あるべき姿”の議論を始めています。それに関しては、今日現在、最終案として理事会に提示できる段階ではありません」
 
 15年に2ステージ制を再導入した根本は、「もっと日本サッカーを盛り上げる」ため。村井チェアマンは、露出面を含めて「2ステージ制は一定の成果を挙げている」と話す一方で、「2ステージ制+チャンピオンシップ、1シーズン制、『強化』と『マーケティング』の観点でそれぞれ一長一短がある」とし、「Jリーグとしてどちらを選ぶべきか。それをこの先議論していきたい」と語る。
 
 注目の結論を出す時期については、来季、再来季での導入も見据えたうえで、10月、あるいは11月の理事会を「ひとつのタイムリミット」(村井チェアマン)に設定。関係者と協議を詰めていくという。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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