「余裕みたいなものが違うなと感じましたね」
2024-25シーズンのイングランド・チャンピオンシップ(2部)には、8人もの日本人選手が参戦していた。
プレミアリーグ昇格を決めたリーズ・ユナイテッドの田中碧を筆頭に、ブラックバーン・ローバーズの大橋祐紀、ブリストル・シティの平河悠、コベントリー・シティの坂元達裕、ルートン・タウンの橋岡大樹、ストーク・シティの瀬古樹、シェフィールド・ウェンズデイの初瀬亮、そしてクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)の斉藤光毅だ。
斉藤は多くの“日本人対決”を経験。特に印象的だったのが、3月15日のリーズ戦だったという。
「日本人対決というのもありましたけど、1位のチームとホームのロフタス・ロードで戦うということで、めちゃくちゃ気持ちが入った試合でしたね。僕らの方もみんなモチベーションがすごく高くて、スタジアムの雰囲気もすごく良かったので、本当にピッチに立ってプレーするのが楽しかったです。相手はやりづらそうにしていたので、常にそういう状況にもっていかないといけないとも感じました。
試合は僕の先制点から始まったのですが、2-2に追いつかれ、最後の最後で退場してしまいました。そのことが強烈な記憶として残っていますし、本当に苦い経験になりました」
自身の先制弾に退場、田中との競演とトピックスが多かったこの試合で、斉藤が強く感じたのは、相手の余裕のあるプレーぶりだったようだ。
「田中碧選手はフル出場していましたけど、やっぱり余裕みたいなものが違うなと感じましたね。それに、勝っているチームというのは、追い込まれて良い状態でなかったとしても、点を決めて引き分けに持ち込めるんです。
なぜそれができるのかは正直、分からないですが、一人ひとりのメンタルの持ちようが違うのかもしれないし、監督のマネジメントがいいのかもしれないですね。とにかくリーズは個々のレベルが高いので、全員がポジティブに戦い続けられる。そういう前向きな連鎖があるようにも感じました。
そういうチームでやっていれば、自分も味方を助けられるし、味方も自分を助けてくれるという良い環境が作れる。そこで活躍できれば価値も高めやすいと思います。実際に田中碧選手はプレミア昇格を掴み取りました。彼を見て、正直、焦りも感じました」と、斉藤は偽らざる本音を吐露する。
プレミアリーグ昇格を決めたリーズ・ユナイテッドの田中碧を筆頭に、ブラックバーン・ローバーズの大橋祐紀、ブリストル・シティの平河悠、コベントリー・シティの坂元達裕、ルートン・タウンの橋岡大樹、ストーク・シティの瀬古樹、シェフィールド・ウェンズデイの初瀬亮、そしてクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)の斉藤光毅だ。
斉藤は多くの“日本人対決”を経験。特に印象的だったのが、3月15日のリーズ戦だったという。
「日本人対決というのもありましたけど、1位のチームとホームのロフタス・ロードで戦うということで、めちゃくちゃ気持ちが入った試合でしたね。僕らの方もみんなモチベーションがすごく高くて、スタジアムの雰囲気もすごく良かったので、本当にピッチに立ってプレーするのが楽しかったです。相手はやりづらそうにしていたので、常にそういう状況にもっていかないといけないとも感じました。
試合は僕の先制点から始まったのですが、2-2に追いつかれ、最後の最後で退場してしまいました。そのことが強烈な記憶として残っていますし、本当に苦い経験になりました」
自身の先制弾に退場、田中との競演とトピックスが多かったこの試合で、斉藤が強く感じたのは、相手の余裕のあるプレーぶりだったようだ。
「田中碧選手はフル出場していましたけど、やっぱり余裕みたいなものが違うなと感じましたね。それに、勝っているチームというのは、追い込まれて良い状態でなかったとしても、点を決めて引き分けに持ち込めるんです。
なぜそれができるのかは正直、分からないですが、一人ひとりのメンタルの持ちようが違うのかもしれないし、監督のマネジメントがいいのかもしれないですね。とにかくリーズは個々のレベルが高いので、全員がポジティブに戦い続けられる。そういう前向きな連鎖があるようにも感じました。
そういうチームでやっていれば、自分も味方を助けられるし、味方も自分を助けてくれるという良い環境が作れる。そこで活躍できれば価値も高めやすいと思います。実際に田中碧選手はプレミア昇格を掴み取りました。彼を見て、正直、焦りも感じました」と、斉藤は偽らざる本音を吐露する。
パリ五輪代表の盟友・平河との直接対決となった12月14日のアウェーゲーム、4月12日のホームゲームの2戦も特別なモチベーションを胸に秘め、戦った試合だったという。
「悠とは五輪でも一緒に戦った仲ですし、『悠がボールを持った時は他の選手と対峙する時よりも距離を詰めてやろう』と思っていましたね(笑)。でもアウェーの時はQPRが全然ダメで、ブリストルがすごく良い内容で戦っていたので、結果は1-1でしたが、悔しい思いが強かったです。QPRのホームの時は、まあまあ良い試合ができましたけど、やっぱり悠のことは意識しちゃいましたね」と、斉藤は照れ笑いを浮かべていた。
パリ五輪直後にチャンピオンシップに初参戦したという意味で、2人は同じ境遇にいた。もちろんベルギーとオランダを経験していた斉藤と、Jリーグからいきなりサッカーの母国に赴いた平河とでは、適応の違いは多少なりともあっただろう。ただ、2人とも山あり谷ありのシーズンを過ごしたのは間違いない。そのあたりの相互理解はあったようだ。
「僕と悠は(それぞれの所属クラブで)同じような立場でした。自分も苦しい時期を過ごしていた時に悠も苦しんでいたので、お互いに共感がありましたし、『イングランドってホントに難しいね』という話もしました。その一方で『頑張らないとダメだよね』という思いも抱いた。良い刺激をし合いながら、やれたんじゃないかなと思いますね」
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「悠とは五輪でも一緒に戦った仲ですし、『悠がボールを持った時は他の選手と対峙する時よりも距離を詰めてやろう』と思っていましたね(笑)。でもアウェーの時はQPRが全然ダメで、ブリストルがすごく良い内容で戦っていたので、結果は1-1でしたが、悔しい思いが強かったです。QPRのホームの時は、まあまあ良い試合ができましたけど、やっぱり悠のことは意識しちゃいましたね」と、斉藤は照れ笑いを浮かべていた。
パリ五輪直後にチャンピオンシップに初参戦したという意味で、2人は同じ境遇にいた。もちろんベルギーとオランダを経験していた斉藤と、Jリーグからいきなりサッカーの母国に赴いた平河とでは、適応の違いは多少なりともあっただろう。ただ、2人とも山あり谷ありのシーズンを過ごしたのは間違いない。そのあたりの相互理解はあったようだ。
「僕と悠は(それぞれの所属クラブで)同じような立場でした。自分も苦しい時期を過ごしていた時に悠も苦しんでいたので、お互いに共感がありましたし、『イングランドってホントに難しいね』という話もしました。その一方で『頑張らないとダメだよね』という思いも抱いた。良い刺激をし合いながら、やれたんじゃないかなと思いますね」
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