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【バイタルエリアの仕事人】vol.53 大迫敬介|スペースが生まれやすく、攻撃の起点になる場所。声掛けにも配慮「自分が一番よく見えているので」

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年06月26日

空いているスペースを味方に教えるのは重要

広島のゴールマウスを守る大迫。写真:福冨倖希

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 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第53回は、サンフレッチェ広島のGK大迫敬介だ。

 広島ユース出身の大迫は、2018年にトップチームに昇格すると、プロ2年目から出場機会を掴み、着実に実績を積み上げてきた。林卓人から背番号1を受け継いだ昨季は自身初となるリーグ戦全38試合にフルタイム出場し、J1のベストイレブンにも選出された。

 日本代表の常連でもある。19年に初招集されると、6月のコパ・アメリカ初戦のチリ戦でデビュー。22年のカタール・ワールドカップでは選外だったが、コンスタントに代表入りを果たし、直近の6月シリーズではインドネシア戦(6-0)でピッチに立った。

 クラブでも代表でも活躍する守護神に、まずはバイタルエリアについて訊いてみた。
【動画】24年に初のJ1ベスト11! サンフレ大迫敬介のプレー集
――◆――◆――

 バイタルエリアの位置は、相手のフォワードより手前のスペースというイメージです。固定されているわけではなく、フォワードがいるポジションによって、変わってくる感じですね。

 相手のアタッカーが、自分が保持しているボールを前から奪いに来れば、バイタルエリアが開いてくるという認識があります。そのため、ハイプレスに遭った時には、バイタルエリアを見るようにしています。スペースが生まれやすく、攻撃の起点になりやすいような場所の一つだと思っています。

 守備では、特に広島は、前からどんどんボールを取りに行くスタイルなので、自ずと自分が担当するスペースは広くなります。だからこそ、味方と連係してそのスペースを消しながら守るのは、強く意識しています。

 声掛けにも、気を遣っています。相手は攻撃のチャンスを作るために、バイタルエリアを意図して開けようとしてくるので、どこのスペースを狙ってこようとしているのかを、味方にコーチングで伝えます。チームの最後方に位置している自分が一番よく見えているので、空いているスペースを味方に的確に教えるのは重要だと思っています。
 
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