「A代表に一番入りたいと思ってます」
6月シリーズの日本代表は、三笘薫や伊東純也らが外れ、これまで機会のなかった若手にとっては絶好のチャンスだった。そのなかで、今季のQPRで39試合に出場し、地元メディアから高い評価を受けていた斉藤光毅が選外となった。
理由は、終盤戦における肩の怪我だろう。代表入りを強く願っていた男にとって、この現実はどれほど悔しかったか──。それでも、ロンドンで得た評価は確かな足跡として残っている。
――◆――◆――
今回の日本代表に選ばれなかった選手の中で、誰よりも悔しさを噛み締めているのではないか。そんな思いを抱かせたのが、イングランド2部のQPRにレンタルで在籍したMF斉藤光毅だった。
昨夏のパリ五輪でU-23代表の「ナンバー10」を背負った斉藤。今季1年の期限付きでQPRに加入し、全46試合のチャンピオンシップで39試合に出場して(そのうち、先発は25試合)、3ゴール・2アシストを記録した。
主戦場は4-2-3-1の左MF。時には右サイドでもプレーし、チームの要所を支えた。シーズン中盤にはチームの不振に巻き込まれレギュラーの座を明け渡したが、最終的にはポジションを奪い返し、シーズン終盤にかけて再び存在感を放った。
しかし斉藤の今季は4月下旬、突然幕を閉じる。4月18日に敵地で行なわれたプレストン戦。試合の前半、接触プレーで肩を脱臼した。残りの3試合は欠場となり、無念のまま今季を終えることとなった。
理由は、終盤戦における肩の怪我だろう。代表入りを強く願っていた男にとって、この現実はどれほど悔しかったか──。それでも、ロンドンで得た評価は確かな足跡として残っている。
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今回の日本代表に選ばれなかった選手の中で、誰よりも悔しさを噛み締めているのではないか。そんな思いを抱かせたのが、イングランド2部のQPRにレンタルで在籍したMF斉藤光毅だった。
昨夏のパリ五輪でU-23代表の「ナンバー10」を背負った斉藤。今季1年の期限付きでQPRに加入し、全46試合のチャンピオンシップで39試合に出場して(そのうち、先発は25試合)、3ゴール・2アシストを記録した。
主戦場は4-2-3-1の左MF。時には右サイドでもプレーし、チームの要所を支えた。シーズン中盤にはチームの不振に巻き込まれレギュラーの座を明け渡したが、最終的にはポジションを奪い返し、シーズン終盤にかけて再び存在感を放った。
しかし斉藤の今季は4月下旬、突然幕を閉じる。4月18日に敵地で行なわれたプレストン戦。試合の前半、接触プレーで肩を脱臼した。残りの3試合は欠場となり、無念のまま今季を終えることとなった。
日本代表の6月シリーズでは、事前にW杯出場を決めていたこともあり、三笘薫や伊東純也、前田大然といった主力の多くが招集外となった。代わって森保一監督は“底上げ”を目的に7名の新戦力を初招集した。
同じイングランド2部でプレーする平河悠や、オランダ1部スパルタ・ロッテルダム時代にチームメイトだった三戸舜介ら「パリ五輪組」がA代表に初選出された。一方、U-23代表で10番を託された斉藤は選外に。シーズンのパフォーマンスから考えれば、本来なら選ばれていてもおかしくはなく、肩の負傷が影響した可能性は高そうだ。
本人にとって、A代表はずっと目ざしてきた目標だった。今年2月、斉藤はこう語っていた。
「2023年も2024年も、A代表入りはずっと目ざしてます。目ざす場所として、ずっとやり続けないといけないと思ってる。
そのためにはQPRで圧倒的な結果を残さないと。今のA代表には、プレミアリーグでプレーしている選手もいれば、4大リーグにいる選手もいる。競争は激しくなってます。だから、他の人たちから『こいつは選ばれるべき』と言ってもらえるような結果を残さないといけない。そういう向上心を持ってやっていきたい」
斉藤の力強い言葉を受け、筆者はこう返した。
「今の日本代表はある程度メンバーが固定されているように見えます。その一方で、森保監督は新しい選手の起用も視野に入れています。また、パリ五輪世代の久保建英選手は、自分の下の世代もA代表に入ってきてほしいとも言ってます。パリ五輪の世代がごそっと入ってくるようになってくると、代表もより強くなると思いますが、ご自身としてはどう考えていますか」
斉藤はこう返した。
「それは間違いないと思います。同世代の選手もきっと同じ考えかと思いますが、彼らが実際にどう思ってるかは正直分からない。だけど、自分は一番そう思っている。A代表に一番入りたいと思ってます。だからこそ、危機感がある。この悔しさをピッチでぶつけるしかない。向上心を失わずにやっていきたい」
【画像】真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの美人妻たち”
同じイングランド2部でプレーする平河悠や、オランダ1部スパルタ・ロッテルダム時代にチームメイトだった三戸舜介ら「パリ五輪組」がA代表に初選出された。一方、U-23代表で10番を託された斉藤は選外に。シーズンのパフォーマンスから考えれば、本来なら選ばれていてもおかしくはなく、肩の負傷が影響した可能性は高そうだ。
本人にとって、A代表はずっと目ざしてきた目標だった。今年2月、斉藤はこう語っていた。
「2023年も2024年も、A代表入りはずっと目ざしてます。目ざす場所として、ずっとやり続けないといけないと思ってる。
そのためにはQPRで圧倒的な結果を残さないと。今のA代表には、プレミアリーグでプレーしている選手もいれば、4大リーグにいる選手もいる。競争は激しくなってます。だから、他の人たちから『こいつは選ばれるべき』と言ってもらえるような結果を残さないといけない。そういう向上心を持ってやっていきたい」
斉藤の力強い言葉を受け、筆者はこう返した。
「今の日本代表はある程度メンバーが固定されているように見えます。その一方で、森保監督は新しい選手の起用も視野に入れています。また、パリ五輪世代の久保建英選手は、自分の下の世代もA代表に入ってきてほしいとも言ってます。パリ五輪の世代がごそっと入ってくるようになってくると、代表もより強くなると思いますが、ご自身としてはどう考えていますか」
斉藤はこう返した。
「それは間違いないと思います。同世代の選手もきっと同じ考えかと思いますが、彼らが実際にどう思ってるかは正直分からない。だけど、自分は一番そう思っている。A代表に一番入りたいと思ってます。だからこそ、危機感がある。この悔しさをピッチでぶつけるしかない。向上心を失わずにやっていきたい」
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