「C・ロナウド対ベイル」は前者に軍配。試合後に語った互いの印象とは?

カテゴリ:国際大会

白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

2016年07月07日

ともに両国のサポーターからもっとも大きな声援とブーイングを浴びた。

1ゴール・1アシストの活躍を見せたC・ロナウドは、ポルトガル決勝進出の原動力に。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 7月6日のEURO準決勝、ポルトガル対ウェールズ戦で大きな注目を集めたのが、レアル・マドリーで“BBC”の一角を占めるクリスチアーノ・ロナウドとガレス・ベイルの対決だ。ともにチーム唯一の超ワールドクラスおよび絶対的大黒柱で、実際に両国のサポーターからもっとも大きな声援とブーイングを浴びた。
 
 互いに慎重な戦い方だった前半は、決定機の少ない拮抗した展開に。その中でより動きが良かったのが、ベイルだ。11分には縦のタッチダウンパスでチャンスを作れば、17分には左サイドを一気に駆け上がる。その流れで得たCKでは、トリックプレーから左足で惜しいシュートを放った。
 
 さらに、21分には右サイドでC・ロナウドとラファエウ・ゲレイロを抜き去ってクロスを上げ、その直後にはカウンターから再び右サイドを一気に突破し、中央に切れ込んで強烈なミドルシュートを放った。
 
 一方のC・ロナウドは、3分と10分に相手の激しいチャージを受けながらファウルを取ってもらえず、その後も良い形でボールを受けられなかったことで、徐々にイライラを募らせていた。42分の左足ミドルはブロック、44分のヘディングも枠外に飛ぶなど、ほとんど良いところなく前半終了のホイッスルを聞いた。
 
 しかし、後半に入ると立場が一変する。50分、左サイドでショートコーナーを受けたゲレイロが高精度のクロスボールを上げ、C・ロナウドがジャンプ一番。競り合ってきたジェームズ・チェスターを弾き飛ばしながら、強烈なヘディングシュートをネットに突き刺した。
 
 さらにその3分後には、C・ロナウドが再び違いを作る。右足で放ったシュートを、ペナルティーエリア内にいたナニが滑り込みながらコースを変え、ゴールに流し込んだのだ。
 
 わずか3分間で2失点したウェールズのベイルは、これまで以上に下がった位置でボールを受けて何とか状況を打開しようと奮闘。しかし、61分の絶妙なロブパスはサム・ヴォ―クスのトラップミスで失敗し、76分のハーフボレーのミドルシュート、80分のロングレンジのドライブシュートはいずれも強烈だったもののコースが甘く、ともに相手GKルイ・パトリシオにセーブされた。
 
 この日は相棒アーロン・ラムジーが出場停止だったため、いつも以上に負担がかかっていたのだろう。終盤はさすがに疲労の色が見えた。ベイルはそれでも必死に1点を目指して奮闘したが、無上にも試合終了のホイッスルが鳴り響き、ウェールズは0-2でポルトガルに屈した。

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