【セルジオ越後】誰がリオ五輪の選から漏れるか。南アフリカ戦の後半は、その発表会のようだった

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年06月30日

"仮想ナイジェリア"のシミュレーションとしては、あまりあてにできないね。

中島(13番)と矢島(10番)のゴールで前半のうちに逆転に成功した日本。危なげなく逃げ切ったけど、この結果を鵜呑みにするのは危険だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 南アフリカとのテストマッチに挑んだ手倉森ジャパンが、4-1で勝利を収めた。
 
 日本はホームらしい試合ができたけど、相手のコンディションはあまり良くなかったようだね。移動の疲れがはっきりと見てとれるパフォーマンスだったし、本気で勝ちに来ているとも思えなかった。
 
 それでも、序盤は南アフリカのペースだった。積極的にプレスをかけてきて、ポゼッションも安定していた。その流れのなかで、PKで幸先良く先制に成功した。
 
 このままの調子で行けば、日本にとっては難しい試合になるかと思ったけど、南アフリカは1点を取ってからは、急速にペースダウン。日本にとっては楽な状況になったわけで、そこでチャンスをしっかりとモノにして、前半のうちに3-1と逆転に成功。後半に入ってすぐ、さらに1点を追加して、そのまま危なげなく逃げ切ってみせた。

 本大会の初戦で当たるナイジェリアを想定したゲームでもあったわけだけど、この結果を鵜呑みにするのは非常に危険だよ。少なくとも、南アフリカがまだ元気のあるうちは、日本は押し込まれていたんだ。

 万全とは言えなかった今回の南アフリカの選手たちとは比較にならないほど、ナイジェリアの選手たちの身体能力は高い。そう考えていたほうがいいだろうね。気候を考えても、もっと暑いなかで試合が行なわれるんだ。シミュレーションとしては、あまりあてにできないかもしれない。

 5月にフランスで開催されたトゥーロン国際大会では、1勝3敗と結果を残せなかった。その後の試合で、気分良く勝てたのは悪いことではない。ポジティブに受け止めてもいいけど、トゥーロンから一気に強くなったわけじゃない。そこは錯覚してほしくないね。
 
 忘れてほしくないのは、南アフリカ戦はホームゲームだったということ。すでに述べたように、コンディション面で日本は断然有利だった。厳しい内容に終わったトゥーロンの経験を活かせているかどうかを知るためには、南アフリカに出向いていったほうが、本当の実力が知れただろうね。
 
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