川崎――2ボランチを組むE・ネットと森谷の出来が鍵を握る。
J1リーグ1stステージ・14節
川崎フロンターレ×ジュビロ磐田
5月29日(日)/19:00/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ
1stステージ成績(13節終了時):1位 勝点28 8勝4分1敗 26得点・13失点
【最新チーム事情】
●小林に加え、大島がA代表に初選出。
●練習では、ナビスコカップで結果を残した大塚がFW、三好がサイドハーフでテストされる。
●足の痛みに悩まされてきた大久保だが、ようやく症状が緩和。居残り練習に加わるなど状態は上向き。
【担当記者の視点】
8節の浦和戦以降、公式戦は負けなしの状態が続くものの、前節の新潟戦はスコアレスドローで勝点1を積み上げるに止まった。2位の鹿島と勝点1差、3位の浦和と勝点2差だが、浦和は2試合少ない状況。それを考えると、第1ステージ優勝に向けてラスト4試合(磐田、横浜、福岡、大宮)はひとつも落とせない。
25日のナビスコカップ・仙台戦は主力が軒並み休養し、磐田戦に向けてコンディションを整えた。A代表に初選出された大島がトゥーロン国際大会の影響で欠場するなか、ポイントになるのが2ボランチの出来。前節同様、E・ネットと森谷がコンビを組むものの、ボランチから中村や大久保に効果的な縦パスが入らなければ苦戦は必至か。
A代表に再び招集された小林は、ここ2試合ノーゴール。もっともチャンスには多く絡んでいるだけに、フィニッシュの局面で冷静にプレーできれば自ずとゴールは生まれるだろう。ハリルホジッチ監督からメンバー発表会見で遠回しなダメ出しをされた大久保だが、川崎ではチームトップの9ゴール。ふた桁が目前に迫るなか、プレーで鬱憤を晴らしたい。