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【岩本輝雄のオタクも納得!】疲れが見えた浦和に対し横浜はCFが機能不全。守備重視ならカウンターを突き詰めたい

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年04月13日

横浜の分厚い“6バック”は十分に機能していたけど…。

前線で孤立していたカイケ。CFとして機能していたとは言えず、相手に脅威を与えられていなかった。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜対浦和の上位対決はスコアレスドローに終わった。試合自体は正直に言って退屈だったけど、浦和が序盤のチャンスをしっかりと決めていれば、3-0ぐらいで浦和の完勝だったと思う。

【PHOTOギャラリー|横浜 0-0 浦和】
 
 でも、興梠が大ブレーキだったね。足が地についていなかったというか、興梠だけじゃなく、浦和は週中にACLを戦った影響でチーム全体に疲れが見えた。後ろからのビルドアップはバタついていて、イージーなミスも散見された。
 
 横浜に至っては、前半はシュートわずか1本。トータルでは、浦和に3倍のシュートを打たれたことを考えても、勝点1を得られたのは御の字だろう。
 
 劣勢の時間帯が長かった横浜は、中町と喜田の2ボランチが守備に重きを置いて、“6バック”のような形を取っていた。
 
 基本的には、喜田が武藤をマンツーマンで監視して、中町は状況に応じて入ってくる相手をケア。彼らふたりの奮闘は評価できたし、最終ラインとの関係を密にした分厚い守りは、チームとしてリーグ戦で今季初の無失点を達成したことからも十分に機能していた。
 
 もっとも、横浜は守備力に定評のあるチーム。個々の守備時のポジショニングも良いし、割り切って戦えば、浦和相手でも無失点に抑えるのは、ある意味、“普通”のこと。そこまで珍しくはない。GK飯倉もこの日は“当たっていた”。
 
 問題は攻撃面で、特に気になるのはCFだ。今季から加わったカイケは今ひとつフィットしていない印象で、CFとして機能していなかった。
 
 浦和は守りに入った時は両ウイングバックが下がり、5バック気味になる。それに対して横浜は、重心が後ろに下がっていたこともあるけど、前線にボールを入れてもカイケが孤立していた。
 
 カイケは裏に抜けるというより、足もとでボールを受けてそこから展開したいタイプだと思う。となれば、彼の代わりに裏に抜け出す選手が必要になってくるけど、そういう場面も少なかった。
 
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