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「合言葉は懐疑派を見返す」シャビ退任発表後は無敗のバルサ、“内容は二の次”で連勝街道を突き進む【現地発コラム】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2024年04月02日

審判とバチバチやり合い、記者会見場で怒りを露にした

16歳のヤマル(左)ら若手を積極起用しているシャビ監督。(C)Getty Images

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 バルセロニスタは敗北を察知する能力に長ける一方で、勝利に興奮しやすい気質の持ち主でもある。

 チャンピオンズリーグ(CL)でのさらなる上位進出を夢見て、ラ・リーガではアトレティコ・マドリーを下し(3-0)、首位のレアル・マドリーを追走している。ナポリ戦(CLのラウンド16第2レグ)の勝利(3-1)は、フィクションとノスタルジー、過去と未来の狭間に揺れ、モンジュイックの丘以外に現在を見出すことができなかったクラブに希望をもたらし、カタルシスへと誘った。

 シャビにとってもそれは同様だ。2021年11月の就任以来、積み重ねてきた成果を最大限にアピールするためのタイムリミットが6月30日に設定されている中、勢いをつける勝利となった。

 このシーズン終盤、ラ・リーガ、CLいずれのコンペティションでもビッグカードが目白押しだ。CL準々決勝ではパリ・サンジェルマン監督のルイス・エンリケが待ち構え、決勝まで駒を進めることができれば、ジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティと対戦する可能性がある。一方、ラ・リーガでは、マドリーとジローナとの直接対決を残している。
【動画】「めっちゃ曲がるやん」とファン称賛!バルサの16歳ヤマルの鮮烈弾!
 ただアトレティコ戦でのシャビの振る舞いは、会心の勝利を収めたチームとは対照的だった。ことあるごとに身振りで抗議し、終盤、立て続けにイエローカードを受けて退場処分となった。指揮官は審判とバチバチやり合い、記者会見場で怒りを露にした。

 翻ってそのアトレティコ戦でも活躍を見せたパウ・クバルシ、エクトル・フォルト、フェルミン・ロペス、ラミネ・ヤマル、マルク・カサードといった若手の台頭はシャビの功績であり、ペドリとフレンキー・デ・ヨングを故障で欠く中、チームの巻き返しに繋がっている。

 カンテラ、スコア、得点力を前面に押し出した最近のバルサの戦い方は、自陣と敵陣のゴール前の攻防を支配してラ・リーガとスーペルコパ・デ・エスパーニャの2冠を達成した昨シーズンを想起させる。
 
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