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堂安&中村は対策されているか。三笘と伊東が不在の両サイドで、別の選択肢を探るとするならば...

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年03月21日

特に左は工夫を凝らすのではないか

外に幅を取って仕掛ける。その意味では相馬は期待できる人材だ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2026年北中米ワールドカップ・アジア2次予選を突破するために、その行方を左右する21・26日の北朝鮮との2連戦。平壌・金日成競技場でのアウェー第2戦が困難な戦いになると想定されることから、東京・国立競技場でのホーム第1戦は勝点3がマスト。しかも相手の戦意を喪失させるくらいの実力差を見せつけることが肝要だ。

「DPRコリアに関しては、アジアの2次予選のこれまでの2試合という情報の中での戦いになるが、彼らは非常に個々の能力が高く、チームとしてもやるべきことを徹底できる。そして闘志を全面的に出してくるチーム。

 まずは局面、局面での戦いに勝っていくというところ、メンタル的にも球際の戦いも覚悟して戦いに挑んで、試合を優位に進められるようにしなければいけない」と、森保一監督も前日会見で強調。アジアカップで露呈したロングボールへの対応、中盤の距離感などの改善点を確実に修正し、相手を上回っていく戦いが強く求められる。

 そういったなかで懸念されるのが、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)と三笘薫(ブライトン)の不在だろう。圧倒的な個の力で違いを作れる“左右の槍”がいないとなると、戦い方に変化を加えなければいけなくなるのは確か。森保監督がどういう陣容で行くかは1つの注目点と言える。

 アジアカップを踏襲するのであれば、右に堂安律(フライブルク)、左に中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)を置くのがベース。トップ下に久保建英(レアル・ソシエダ)を入れて、良い距離感を保ちながらプレーすることで、敵に揺さぶりをかけることができる。そこに右SBの毎熊晟矢(C大阪)らが絡んでくれば、より分厚い攻めが可能になるはずだ。

 ただし、北朝鮮もその形は徹底的に分析し、対応を講じてくると見られる。堂安も中村も中に入って勝負するタイプということで、相手は中に人数をかけてブロックを作り、スペースを与えないように仕向けてくることも大いにありえる。
 
 となると、少なくとも一方のサイドは違った選択をすることも考えられる。特に左は工夫を凝らすのではないか。

「外で幅を取ってプレーでき、仕掛けられる人材」というチョイスなら、相馬勇紀(カーザ・ピア)が浮上する。実際、試合前日も左MFに入ってクロス&シュート練習を行なっており、中村が出ない場合は相馬が最有力だ。

 今季の彼は、所属クラブで監督が2回変わった影響もあって、最近は途中出場が多く、ポジションも2シャドーの一角を担うケースが多いという。それでも、本人は「(11月の)ミャンマー戦に出た時も引かれて難しかったけど、ワンタッチだったり、ループだったり、変化を加えるようなプレーがすごく有効だった。

 逆に、蹴り込んできた場合は相手のコンパクトさがなくなるので、一人ひとりのデュエルが大事になる。僕は潰しに来る敵を剥がす馬力があるので、そういった対処法を考えていきたい」と、具体的なイメージを描いている。ドリブル突破を重視するのなら、相馬は1つの最適解になりそうだ。

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