「初めての対戦やし、楽しみにしてた」
[J1第2節]京都サンガF.C. 1-2 湘南ベルマーレ/3月2日/サンガスタジアムby KYOCERA
3月2日に開催されたJ1第2節で、湘南ベルマーレと京都サンガF.C.がサンガスタジアム by KYOCERAで対戦した。
湘南が2-1で白星を掴んだ一戦で、会場を沸かせた2選手の“やり合い”があった。
24分、湘南MF池田昌生と京都DF鈴木冬一がライン際で対峙。激しい攻防の末にボールがピッチの外へ。自分たちのスローインだと勘違いした池田がボールを抱えると、鈴木が背後から池田を小突く。
やり返すように池田が鈴木を突き返すと、周囲が止めに入るほどヒートアップし、京都サポーターからはブーイングが巻き起こった。ただ、騒動の発端であるふたりは、どちらも終始笑顔だった。
【PHOTO】湘南ベルマーレの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
3月2日に開催されたJ1第2節で、湘南ベルマーレと京都サンガF.C.がサンガスタジアム by KYOCERAで対戦した。
湘南が2-1で白星を掴んだ一戦で、会場を沸かせた2選手の“やり合い”があった。
24分、湘南MF池田昌生と京都DF鈴木冬一がライン際で対峙。激しい攻防の末にボールがピッチの外へ。自分たちのスローインだと勘違いした池田がボールを抱えると、鈴木が背後から池田を小突く。
やり返すように池田が鈴木を突き返すと、周囲が止めに入るほどヒートアップし、京都サポーターからはブーイングが巻き起こった。ただ、騒動の発端であるふたりは、どちらも終始笑顔だった。
【PHOTO】湘南ベルマーレの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
件のシーンを池田はこう振り返る。
「エンターテインメントです。盛り上げるためですよ(笑)。ブーイングされましたけどね。分かってないなと(笑)」
右サイドハーフの池田と左SBの鈴木は常にマッチアップ。互いに積極的な仕掛けが魅力な選手だけあって、見応えのある攻め合いを繰り広げた。
「プレーの面では、常に駆け引きしてくるし、やりづらい選手だと感じました。でも非常に楽しかったです。やりがいがありました。初めての対戦やし、楽しみにしてたんですよ。まさかマッチアップするとは思いませんでしたが。冬一が途中で変わってくれたのは、自分としては大きかったですけど、もっとやり合いたかった気持ちもありますね」(池田)
池田と鈴木はセレッソ大阪ジュニア時代からの仲。年齢こそ池田がひとつ上だが、同級生のような付き合いをしてきた。
ただ、プロ入り後はなかなか対戦できなかった。池田は2018年に東山高からJ3の福島ユナイテッドFCへ加入。鈴木は19年にJ1の湘南へ進路を決めたため、公式戦での直接対決のチャンスは天皇杯のみに限られた(天皇杯でも対戦歴はなし)。
その後、2020年オフに湘南からスイスのローザンヌ・スポルトへ完全移籍した鈴木と入れ替わるように、21年に福島から湘南に池田が加入。今季に4年ぶりのJ復帰を果たした鈴木とようやく直接対決の機会が巡ってきた池田にとって、今節の一戦は間違いなく燃えるゲームだったはずだ。
傍から見れば喧嘩のように見える場面も、深い関係性のうえでは「エンターテインメント」だ。彼らの“やり合い”は、熱くもあり、微笑ましくもあった。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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「エンターテインメントです。盛り上げるためですよ(笑)。ブーイングされましたけどね。分かってないなと(笑)」
右サイドハーフの池田と左SBの鈴木は常にマッチアップ。互いに積極的な仕掛けが魅力な選手だけあって、見応えのある攻め合いを繰り広げた。
「プレーの面では、常に駆け引きしてくるし、やりづらい選手だと感じました。でも非常に楽しかったです。やりがいがありました。初めての対戦やし、楽しみにしてたんですよ。まさかマッチアップするとは思いませんでしたが。冬一が途中で変わってくれたのは、自分としては大きかったですけど、もっとやり合いたかった気持ちもありますね」(池田)
池田と鈴木はセレッソ大阪ジュニア時代からの仲。年齢こそ池田がひとつ上だが、同級生のような付き合いをしてきた。
ただ、プロ入り後はなかなか対戦できなかった。池田は2018年に東山高からJ3の福島ユナイテッドFCへ加入。鈴木は19年にJ1の湘南へ進路を決めたため、公式戦での直接対決のチャンスは天皇杯のみに限られた(天皇杯でも対戦歴はなし)。
その後、2020年オフに湘南からスイスのローザンヌ・スポルトへ完全移籍した鈴木と入れ替わるように、21年に福島から湘南に池田が加入。今季に4年ぶりのJ復帰を果たした鈴木とようやく直接対決の機会が巡ってきた池田にとって、今節の一戦は間違いなく燃えるゲームだったはずだ。
傍から見れば喧嘩のように見える場面も、深い関係性のうえでは「エンターテインメント」だ。彼らの“やり合い”は、熱くもあり、微笑ましくもあった。
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