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殊勲弾は20歳のFW鈴木章斗!湘南を今季初勝利に導く「ミスのあとも焦らずにプレーできた」

カテゴリ:Jリーグ

岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

2024年03月02日

「またチャンスが来ると信じていた」

敵地での京都戦でチームに勝点3をもたらした鈴木章。(C)SOCCER DIGEST

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 湘南ベルマーレは3月2日、J1第2節で京都サンガF.C.と対戦。2-1で勝利した。

 チームに今季初の白星をもたらしたのは、FWの鈴木章斗だった。82分、杉岡大暉のコーナーキックをニアに飛び込んだ大岩一貴がヒールで逸らしたところをフィニッシュ。敵地に駆け付けたサポーターの目の前で、劇的な今季初ゴールを叩き込んだ。

 試合後、20歳の点取り屋は喜びの言葉を口にした。

「前半のチャンスを決めきれませんでしたが、ミスのあとも焦らずにプレーできました。必ずまたチャンスが来ると信じていたので、決めきれて良かったです」

 本人が言うように、前半には相手GKと1対1のビッグチャンスが訪れた。しかし、シュートは枠の左へ。悔しい決定機逸を、こう振り返る。

「キーパーが右に寄っていて、誘われている感覚があった。もうひとつ運んで、相手がどう動くかを見たかったのですが、あまり動かなかったので、浮かせようと思いましたが......上手く足に当たりませんでした。悔しかったですね」
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 51分にもルキアンのヒールパスを受けてボックスの角付近からシュートを放つ場面があったが、これも相手GKク・ソンユンに阻まれる。ふたつの好機を逃したあと、再び舞い込んだ決定機を“3度目の正直”でしっかりと決めきった形だ。

「自分が相手キーパーの前に立つ役割でした。チームとしてすべて完璧に狙った形ではないですが、ガンちゃん(大岩一貴)のアイデアもあり、自分の前にこぼれてきてくれた。ラッキーでしたね」

 プロ3年目の鈴木章は、サンフレッチェ広島へ完全移籍した大橋祐紀に代わる新エースとして期待が懸かる。若きストライカーに早い段階でゴールが生まれたのは、チームとしても大きいはずだ。

 このまま継続してチームを勝利に導けるか。次節、アウェーでのアビスパ福岡戦は3月9日に開催される。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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