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【三浦泰年の情熱地泰】初の国際試合は42年前のバーレーン戦… アジアの強豪に成長した日本代表が誇らしい

カテゴリ:連載・コラム

三浦泰年

2024年02月02日

終盤にトドメの4点目を獲れなかったが、決定機を作れたことをプラスに

ラウンド・オブ16で、日本はバーレーンを撃破。42年前に三浦監督が国際試合で初対戦した相手だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

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 バーレーンと聞くと、16歳で初めて日の丸を付けて海外で国際試合をした経験を思い出す。グループリーグ初戦で闘ったチームは、赤のユニホームで、「強かった」事を覚えている。

 16歳の僕らのサッカーに比べて、大人のサッカーをしていたような印象が、微かにだがある。

 一人ひとりの見た目も、フィジカルや体格に関してもそう感じたものだ。結果は1-1で、内容は正直、覚えてはいない…。苦しい試合を追いついての引き分けだったような気がする。
 
 その大会は1981年にシンガポールで行なわれた。円相場がまだ300円の時代だったと思う。準決勝では韓国代表と当たり0-2で敗れ、3位決定戦ではたいタイ代表に1-3で負けた。

 結果4位だったのだが、バーレーン、韓国、タイ代表は今回のアジア杯に名前があるが、今の日本はアジア強豪国のひとつ。42年前とは全く違う。

 決勝トーナメントに入ったアジア杯の1回戦は「バーレーン」と聞き、大昔を思い出して、そんな記憶も呼び覚ましつつ、Wi-Fiが繋がるのかどうかと少しの不安と心配を抱きながらDAZNにチャンネルを合わせたが、解説の水沼さんと伸二の声にホッと。

 結果は誰もが見た通り、集中していた日本代表が3-1の勝利を手にした。終盤、4点目のトドメが刺せなかったという課題が残ったようにも見えるが、三笘が復帰し南野の調子も悪くなく、ゲーム勘も保つことが出来た。

 次への精神状態には余りにも大差で勝つより良かったという考え方もあるであろう。

「内容」という部分でもGKと1対1になるシーンとペナルティエリアに侵入どころかゴールエリアまで持ち込むシーンを何度も作り、決定的なシーン、形を作ることが出来ていることは、準々決勝のイラン代表戦に繋がるはずだ。

 特に、先に得点を奪えば相手が攻めなければならない。先に点を取ることが大事になるが、取れずにスコアレスが長くなれば、ブラジル代表であっても試合の結果はどうなるか分からない展開になってしまう。

 2-0からのコーナーキックでの失点は気になるが、2-1であれば相手はもう1点取りにこなければならない。

 そうなった相手を回避し、攻略に成功したのだからポジティブに考えたいところだ。もちろん厳しい目線で指摘は出来るが、トーナメントではいかに乗ってくるかが大事な要素。決定機を作ったことをプラスに捉えてほしい。
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