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「ジャンプに怖さもなかった」足がつった状態で劇的ヘッド弾!日本代表DF橋岡大樹、元神戸指揮官の下で得点力が向上「攻撃に絡む部分も多くなっている」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2023年11月04日

「交代するかって言われたときに...」

前節のモレンベーク戦で決勝ゴールを決めた橋岡。(C)STVV

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 シント=トロイデン(STVV)でプレーする日本代表DF橋岡大樹の得点力が注目されている。ベルギーリーグ12節、ホームでのモレンベーク戦では貴重な決勝点をマークした。

 1対1で終盤を迎えたアディショナルタイム、このまま引き分けで終わるのかという雰囲気がスタジアムにも豹っていた中、左サイドからのクロスにどんぴしゃりのヘディングであわせてゴールネットを揺らしたのだ。

 土壇場の勝ち越しゴールに、ファンから大歓声がグラウンドに送られる。殊勲の橋岡はゴール直後に足をつってしまい、味方に足を伸ばしてもらいながら、それでも集まってくる味方選手の渦の中で喜びを爆発させていた。
 
 試合後のミックスゾーンで取材に対応してくれた橋岡は、「70分くらいに足をつってたんすけど、僕つっても(足を)伸ばしたらいつもプレーできるんで。交代するかって言われたときにできるって言ったからゴールが生まれた(笑)」とあっけらかんと笑顔で答えてくれた。

 とはいえ、足をつった経験がある人ならわかると思うが、一度伸ばして対処をすることで、また歩いたり、走ったりできるようにはなっても、もう一度激しい動きをするとまたすぐつってしまったりする。そんな中で、思いっきりジャンプをしてヘディングに行くというのはなかなかできないのではないだろうか?

「全然ジャンプに怖さもなかったですし、90分元々やるつもりだったんで。まあ、つるのはよくないですけど(苦笑)、でもつっても100%プレーはできる。本当に最高のボールが来たので思いっきりジャンプして、自分の頭に当てるだけだったんで。良かったです」

 ダイナミックな選手だ。このゴールで今季2点目だが、得点が増えている背景には、ペナルティエリア内で得点機に絡む頻度が増えてきていることが挙げられる。モレンベーク戦でも、左からのクロスに対してペナルティエリア内へと入り込み、ボールがこぼれてきたらシュートという場面もいくつかあった。

「今年は去年よりゴール前に入っていく回数が多くなってる。ああいうところへ入ってくるのって、ディフェンダーからしたらすごく嫌だと思うので、そこを常に狙ってた中でゴールが生まれたのは、やってきたことが実ったなと思います」

【動画】橋岡大樹がヘッドで劇的決勝弾!
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